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◆ハナマルコラム No.045
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「ドイツ報告1」
前回コラム044で「一週間のドイツの旅に持っていく物」のことを書きました。リス
トの中から幾つか・・。
21ドイツ地図:日本国内で予めネットで入手。旅行先の言語表示のほうがベター。
→今回の訪問先はモーゼル川沿いの村が多く、ミシュランの一枚地図では役にたちま
せんでした(地図に載っていない)。フランクフルト空港でノート型の詳しい地図を
購入。
32歯の消しゴム:ワインテイスティングには必需品!
→赤ワインは最後に訪問した生産者のみでしたので不要でした。他は全部白。
44B&Oヘッドフォン:朝の散歩用
→毎朝、散歩しましたが、朝の散歩のBGMは鳥のさえずりがよろし!で不要。
46電子辞書:日本について聞かれた時のためにも必需!
→ライン川、モーゼル川などの検索に活用
と、持っていく物に関してはこのくらいにして、今回印象深かかったことを三つほど。
1-「地球温暖化」
今回、12カ所のセラーの人々にお会いしましたが、異口同音に出た言葉がこの「地球
温暖化」。先月(4月)、モーゼル地方は一滴も雨が降らず四月としてはかなりの高温
だったそうです。ブドウは乾燥や暑さには比較的強いため、ワイン生産にはさほどダ
メージはないものの、小麦や野菜などにはかなりの影響が出ているとのこと。また今
年2007年は例年と比較すると三週間ほどブドウの生育が早いそうで、このことも過去
に記憶がないと懸念されていました。
ご存じのように、おおまかにドイツはイタリアやフランスより北に位置しますので、
寒い地域です。そのドイツで温暖化の影響で気温が上がると、ブドウにとっては好条
件となります。ちなみに2006年は、それはそれは良いブドウが収穫できたそうです。
結果、本来なら下のクラスのブドウが中級になり、ワインのラインナップを例年通り
にそろえるために、中級のブドウで下のクラス(比較的低価格)のワインを造らざる
を得なかったそうです。(ということは、2006年のモーゼルワインは超お買い得!!)
2-「ビンがない!」
ドイツ国内においてリサイクル法が施行され、ドイツ国内で生産される飲み物はすべ
てガラスビンに入れなければならなくなったそうです。このため、ガラスビンの需要
が高騰し、大きなシェアを持つ水と牛乳にビンが回され、ワインのビンは品薄状態。
各セラーはワインのビンの確保にヤッキになっているとのことでした。現に、中身は
同じワインのなのに、ビンのスタイルや大きさは同じでも色が違うビン(緑の中に数
本青いビンが混ざるなど)を使わないと間に合わないとも聞きました。日本なら、ち
ょっと信じられないことです。さすがリサイクル先進国ドイツ!
3-「モーゼルはブーム!」
ここ数年、モーゼルワインの需要が上がってきているそうです。欧米各国からの引き
合いが、明らかに増えているとのこと。理由として考えられることは、次のようなこ
とでした。
『おおかたドイツワインは、フランスやイタリアワインと比べると、アルコール度が
低い。消費者は低アルコールのワインを長時間楽しみたいのではないのか、度数が低
いので、ある程度飲んでも翌朝残らないモノを好むのではないか。またドイツワイン
は甘みもあるので、言うならば「癒し系」のワインが流れになってきているような気
がする。これからに季節、比較的辛口のトロッケンなどは「夏ワイン」としてよく出
る(出荷)される』日本で、ドイツワインがブームとはあまり聞きませんので少々ビ
ックリしました。
*ドイツモーゼル報告は新コーナー「ヒロシの酒部屋」も参照してください
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