2000.03.07
「入れ歯の研修会其の弐」
 時が経つのは速いもので、あしたの心だあからはや一週間、光陰矢の如し。早速本文へ。
 さてカルノの趣味は旅先での散歩・ジョギング。この日(2/26土)も八丁目から一丁目まで朝の散歩。いつしか「ニッキ」(99/06/06新陳代謝する都市)で並木通りのポストの色のことを書きましたが、なんと今朝のポストは奇麗な深い青。近くのソニービルに展示してあった特別仕様BMW Z3のような奇麗な青。ダークブルーメタリックとでも表現しましょうか。一丁目の御稲荷さんで「今日も旨いものに出会えますように」とお賽銭投げてのお祈り、隣の卯波で折り返し。
 十時を待って「空也」へ。『あのう、予約の他に追加は無理ですよね』「本日は売り切れになっております」との答え。時計は十時五分。さすが空也。くうやと言うよりいつも空や(からや)、さもなくばもう無か。ずっしりとした手応えを楽しみながら最中をホテルへ。さて待ちに待った研修会の始まりです。その前に昼飯を、研修会場は東上野。
 上野と言えばトンカツ。トンカツと言えば「本家ぽん多」。以前は一軒家という風情の店構え、今はビルで大きな木の扉。二階の座敷へ、御軸には「一日清閑一日福」。ひと口目はソースも辛子も何もつけずに。味わうほどに「一口カツレツ一日口福」。折角松坂屋の裏にいるので「ぽん多」を出たあと松坂屋の地下へ。目指すは「井泉」のカツサンド。見た目はごくごく普通のカツサンド、食べるとビックリ、しっとりおいしいカツサンド。と言うところで、やっと研修会の始まり始まり。
 今回のテーマは名付けて「タコの入れ歯」。ちょっと詳しく言うと「マヨタコデンチャー」。講師の先生曰く「はずれない入れ歯は出来ますよ、(患者さんが)はずせない入れ歯も可能です」。夢の入れ歯かもしれないと期待しつつ、明日の研修に備え、しっかり夕食を取るために、いざ銀座へ。
 日南市には王子製紙の工場があります。銀座三越の裏にあるのがその王子製紙のビル。工場の煙突も高けりゃビルも高い。そのビルの横にひっそりと佇むのが「鳥政」。ペタだけは必ずオーダーのこと。詳しいことはニッキの「元気になる焼き鳥」(99/07/13)をお読み下さい。「鳥政」を出たらまだ八時前。ちょっと銀ブラして「BARオーパ」へ。見ましたボストンシェーカー、かなり大きめでした。開高健の気分にちょっと浸りながら銀座のよいは更けてゆく・・・。