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◆ヒロシの酒部屋 No.017
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「人を成長させるもの!?」

  今回のテーマは、誠におこがましい限りですが、もの造りにおいて私が日頃から感じている事で、味の向上は、人の成長なくして有り得ないという事です。もちろん私のレベルで判断している事であり、その私自身の人を見る目もたいした事はないのですが、味だけは嘘をつかないと思っています。

 (絵1)
  今年5月に訪問したフランス南西地方ベルジュラックのワイン生産者(絵1)ですが、
7年前にも訪問していますので、今回2回目となりました。実は以前訪問した時には、
ボルドーのネゴシアンも来ないしととにかく愚痴ばかり聞かされ、その上、自分のワインにかなり自信をもっているわりには、味を利くとそこそこだったので、もう二度と来る事もないし、ワインの味もこれ以上、上がらないだろうと思っていました。ただこの町のあるレストランの味、雰囲気がすばらしかったので、今回も旅行の流れで日程に入れたという感覚だけで、それよりもまたそのレストランに行けるという楽しみだけでした。
  それが今回、以前と全然違う雰囲気で顔の表情は優しいし、なんか気持ちの余裕さえ感じました。なんか違うな!と。そこで試飲が始まり、なるほどと思いました。
2006年からの赤が全て劇的に良くなっていました。それを伝えると、彼も「ぼくもそう思うんだけど」と以前の自信過剰な態度は影を潜め、謙虚に答えてくれました。今までは取り除いていた部分も全て残し、たぶんノンフィルターという意味だと思いますが、
2006年から試しにやってみたとの事。予想していなかった事だったので、この味の向上には正直驚きました。私の想像にすぎませんが、自分のワインを評価してくれる販売先(ワインの稲葉)が安定し、そこで心の余裕ができ、よりよいワインを提供して相手を喜ばせたいという素直な気持ちから味の向上が生まれたのではないかと思いました。
2006年産はまだ日本には入荷していませんが、お客様の喜ぶ顔が目に浮かびます。ほんとに再度訪問して良かったと思っています。

(絵2)
  一番左が天草酒造の跡継ぎ豊君でその横のお二人がご両親です。(絵2)先日、鹿児島に豊君が出てきたので、本村氏といっしょに私も入れて3人で天文館に飲みに出ました。半年振りぐらいでしたが、彼の成長には驚き、頼もしく感じました。彼自身も自分の味覚のレベルを謙虚に受け止めていますが、その味覚を感じる感性がかなりレベルアップしていました。味の一番大事な本道、流れを体や感覚で覚えてくると、なにか見えてくるものがあるのだろうと思います。それが人間と接していても本物、本性が感じとれるのでしょう。彼の純粋さと謙虚さが人間も大きくして腰の据わった懐を感じさせ、それが3年目の造りに繋がるかと思えば、ワクワクします。

(絵3)
  ここにもまた一人(絵3の右の男性)、味覚と感性を伸ばしているソムリエがいます。
もちろん、彼はもの造りではありませんが、ソムリエとしての自信のなさ(謙虚さ?)と素直に疑問を持つ事、そして料理も無難にこなす器用さ等から、失礼な話ですが、私の想像以上にいい感じになってきています。はっきり言ってそれ程期待していませんでしたが、素直さと人を楽しませる、人を引きつける魅力が彼にはあるように思います。
  今回の3人に共通しているのは、純粋さ、素直さもろもろでしょうが、接していて気持ちがよいというか、和ませてくれるという事でしょうか!人間もワインと同じ様に、生き物なので、予想できない手強いものです。

筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm



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絵1

絵2

絵3



   
 
 
   
◆ヒロシの酒部屋 No.016
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「ワインに触れる機会」

  6月は、ワインインポーターの試飲会、店内(当店)でのワイン会、それからレストランでのワイン会といろんなスタイルでワインに触れる機会の多い月となりました。

  まずは、東京でのイタリア、スペインに限っての100種ほどのワイン試飲会に参加。こういう機会は非常に有り難い。確実に味をチェックでき、クォリティの高いワインを選ぶ事ができるからです。ワインの稲葉さんのワインなので、どのワインも状態は良いのですが、より良いワインに出会うために口の中で遊ぶのは、もちろん自分の舌の中での戦いなので真剣勝負。でもとても楽しい。ましてやレベルの高いワインに出会えた時は、感動ものです。
  後の二つのワイン会は、5月にボルドーの右岸を中心に訪問したのでそのエリアのワインを中心に行いました。まず、店内でのワイン会でのリストは以下の様です。
1、2000 シャトー ベルティノー サン ヴァンサン
2、2000 シャトー フォントニル
3、2001 シャトー フルール カルディナル
4、1998 シャトー ラ クースポード
5、1998 シャトー トロロン モンド 
6、2000 シャトー オー トロショー
7、1998 パンセ ドラ フルール
  この会は年に2回ほど依頼されるのですが、予算がそこそこありますので、ストックしているワインで状態を見たいものを選んで流れを組みます。今回も流れ的には正解だったように思います。私も少しずつの量ですが、試飲させていただき、全てを把握できましたし、売りに繋げられるので、ある意味有り難い機会でもあります。

  次はレストランでの食事会でのワインリストです。
1、アペリティフ(フロック ド ガスコーニュ)
2、2007 VdP コート ド ガスコーニュ
3、2005 ヴュー シャトー ランドン
4、2000 シャトー アンペリア
5、2002 シャトー アンペリア
6、2003 シャトー アンペリア
7、2004 シャトー アンペリア
8、2001 クロ レ リュネル
  食事会で一番大事なのは、もちろん食事、ワインともとても大切ですが、楽しく過ごしていただく事だと考えています。となるとメンバー決めがもっとも大事というか、純粋に楽しみたい方に集まっていただくと、さらに相乗効果で良い雰囲気になり、満足感が高まります。今回のメンバーはいつもに増してすばらしく、私もワインのサービスをしていて、とても楽しかったです。言うまでもなく料理もすばらしかったのですが、そういう雰囲気だったせいか、シェフもとても楽しそうで、全てが一体感のある食事会となりました。
  肝心のワインですが、ヴィンテージ違いの飲み比べは、その年の気候が見事に感じられ、生産者のレベルアップもあり、この順番で良かったように思います。

写真:シャトー アンペリア
写真:シャトー アンペリアの葡萄畑
写真:シャトー アンペリアの樽貯蔵庫

  最後のクロ レ リュネルは、3、4年ぐらい前に飲んで全く味が集まっていなかったのですが、そのレベルの高さに驚き、将来良くなるだろうし、価格も上がるだろうと判断したので、その時、100本近くオーダーし、熟成させる事にしたワインです。
そのワインが4年近く経ち、味が集まり凝縮感が出て来ており、まだもう少しピークは先ですが、うまく熟成され成長してくれた事には感謝です。
  いつも思う事ですが、ほんとにワインは手強いですが、こういう成長に触れると可愛くて仕方がありません。

筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm



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シャトー アンペリア

シャトー アンペリアの葡萄畑

シャトー アンペリアの
樽貯蔵庫




   
 
 
   
◆ヒロシの酒部屋 No.015
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「パーフェクトを目指すワイン生産者」
(写真はホームページアップ時に掲載します)

 5月10日から18日まで、ガスコーニュ、ベルジュラック、ボルドーのワイン生産者10人ぐらいの方とお会いしてきました。その中に今回の旅で一番心を踊らされたサンテミリオンのシャトー グラン コルバン デスパーニュの7代目当主フランソワ デスパーニュさん(絵1)との出会いがありました。
  彼は大学で醸造学を学び、ボルドー大学ではオノログの資格も取り、その上、土壌の勉強をし、さらに経営の資格も取ったが、現場で働きたくて、1996年からこのシャトーを管理しています。
  まず彼は何をしたかというと、土壌に2mの穴をあけて、どこが砂か粘土かを調べた結果、このシャトーが52種の土壌から成り立っている事がわかったとのこと。そのおかげで、たとえば、同じメルロー種でも豊かな土壌であれば、葡萄の木の間に草をはやす事で、余計なミネラル分を草に吸わせ、また豊かな土壌でなければ、ある程度のミネラル分は必要になるので、草を生やさないようにした。つまりそれぞれの細かいテロワールごとの葡萄の特性を最大限に引き出す努力をしているのです。もちろんその事がワインの味に直結していくのですが、それ以上に彼は葡萄園に愛着があるため、その環境を大事にし、次の世代に繋げたいと考えている。それはサンテミリオンで唯一、アグリカルチャー レゾネという政府の認証までもらっている事からも理解できます(絵2)。
  さらに完璧さは続きます。葡萄の収穫にかかわる人数は15年前と今も同じで、55人。それに比べて醸造にかかわる人数は、15年前は2人だったのが、今はなんと25人に増えている。これはなぜかと言うと、葡萄の選別をあまりにもパーフェクトに行うためで、30のテロワールごとに分けて、さらにそこで選別してよりよい葡萄だけを使う。聞いていてそこまでやるかと正直思いました(絵3)。
  そして最後に驚かされたのは、ここまでパーフェクトな仕事をし、味覚もすばらしいものを持っているにもかかわらず、第三者のオノログの意見を聞き、客観的に評価してもらうという謙虚さ、つまり自分がぶれる事があるかもしれないのでというある意味、パーフェクトさです。
  他に2つのシャトーを所有していますが、それぞれを試飲(絵4)させていただき、はっきりテロワールの違いを感じました。粘土質の多い土壌、ポムロールに近い砂の多い土壌、そして石灰質のコート ド カスティヨン。それぞれのテロワールを活かした味わいであるが、スタイル的には繊細で懐のある味を目指している様に感じました。そこでそれを確かめるために失礼と思ったが、他のシャトーを例に出して質問をしてみました。「トロタノワというワインは、テロワールを活かしきった味にすぎないのか、それともオーナーが目指している味なのか?」すると彼は、両方であるが、私の好きなワインの中でトップのワインであると答えて下さった。私もすごいワインと認めているのですが、その味筋に少し近いものを感じたので聞いてみたのであるが、やはりその通りでした。その上、トロタノワのオーナーとは親交があり、なんと2001年のトロタノワを1本50ユーロで12本ゆずってもらったとの事。試飲の中でもこの右岸の2001年は良かったと感じたが、彼もちゃっかりとトロタノワの2001年を確保するとは、なんともうらやましいかぎり。また、昼のレストラン(絵5)でも、いろんな方が彼に挨拶にきていました。この村で彼は顔も広いのだろうけど、皆さんの笑顔を見ていると、彼の人となりが多くの人に好かれている様に感じられました。
  午前中の予定がお昼(絵5)までごちそうになり、夕方4時までお付き合いいただき、ボルドーでここまで徹底的にお話ができたのは初めての事でした。さらに造り手の方でこんなにも繊細な味覚も合わせもった方にお会いしたのも初めてで、「うちのテイスターにどう?」と冗談にも言われたのは感動であった。(ここでのテイスターの意:樽からのワインの試飲による評価をする人)
  どこまで味が上がっていくのか、楽しみである。感謝!

筆者紹介 ヒロシとは? 岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店 〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
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絵1

絵2

絵3

絵4

絵5



   
 
 
   
◆ヒロシの酒部屋 No.013
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「ワインの試飲」
(写真はホームページアップ時に掲載します)

先日、福岡にてインポーター稲葉のワイン試飲会が行われました。
  (写真1)試飲会場
  ワインは、110種類ぐらいで、もちろん吐き捨てますが、より正確に把握するために試飲する順番もリストを見て判断します。ワインを選ぶにあたって、一番大事なのは、良い造り手である事とワインの状態が良い事です。その最低限のところは、この業者(稲葉)はクリアされているので、まずハズレはありません。
  ただそれを理解できている(舌で感じ取れる健全な味覚と申しますか)酒屋やインポーターがかなり少ないのは事実です。日頃の食生活も大事でしょうし、健全な葡萄がどんなものか、そしてまじめな、よりすぐれた生産者に会う事によって、美しい味の流れのワインがどんなものか、からだ全体で理解し感じる事が大事だと思います。
  私にとって、この試飲の段階で一番難しく感じるのは、今売るべきかの判断です。吐き捨てるだけの試飲では、繊細でレベルの高い味のものほど、その判断が難しいとこです。この110類の中に必ずすぐれたワインが何種類かあります。(写真2)
  今回のワインの中で選んだワイン(写真2)の一つで、ブルゴーニュの白です。限定
100本とありましたが、事前情報も得ていたし、早めに試飲した結果、すぐ60本押さえました。とてもきめの細かいきれいな味筋で、その上、奥に樽からくる程よいコクを感じ、私の考える価格設定にしたら、わかりやすいおいしさがあるので、すぐに売り切れると判断しました。全て買い占めてもよかったのですが、他の酒屋さんに遠慮しました。
  赤よりも、良い白ワインを捜すのは結構大変なのです。ワインのチョイスは、そのワインのレベルの高さと価格とのバランスで判断しますので、たまに半年ぐらい経って急激に売れだす事があります。チョイスは間違っていなかったのでしょうが、表に味が出てきていなかったのでしょう!
  今売るべきかの判断は、改めて飲む必要があると考えます。よくソムリエがワインを
表現しますが、それはおいしいワインを選ぶのに際してあまり必要ではありません。
それよりもそのワインがどういうスタイルの味筋でどのくらいのレベルの高さのワインであるかを判断できる事がもっとも大事であると考えます。それから味が集まっているかどうかがわかる事も大事です。それは集まっていない味のワインを軽いと間違った判断をしたり、集まっていないワインをいくらデキャンタしてもよくはならないからです。もしデキャンタするんだったら、せめて味が集まった状態でさらに抜栓して2時間ぐらい経たないと開かないのであれば良いと思いますが、でもそこまでしてそのワインを飲みたいとは思いませんが!
  それから商売上、ワインを選ぶ時に大事な事はいろんな味覚を持っておられるお客様の顔を思い浮かべる事です。わかりやすい味、きれいな味、ヘビーなワイルドな味、繊細な味、懐のある味等、いろんなスタイルの味を選ぶ必要があります。もちろんバランスの良い造りのよさを感じられる事が前提ですが、懐のあるレベルの高いワインの中に、その年の状態によって、何年も待たないといけないワインがあります。酸が強い年、あるいはあまりにも良い年などに見られますが、その生産者のスタイルを理解していれば、まだそのワインの味が出て来ていない事はわかるはずです。そのワインを活かして売ろうと思えば、やっかいな事ですが、その片鱗がみえるまでは待つしかないし、そういうワインに限って自分の求める味が多くて、ただいつまで待つかの問題もあるし、試飲しすぎると利益も出ません。
  ほんとにワインは、手強い!と思う。

筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店 〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm

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写真 1



写真2



   
 
 
   
◆ヒロシの酒部屋 No.012
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「心やすらぐ焼酎蔵訪問」
(写真はホームページアップ時に掲載します)

「心やすらぐ芋焼酎蔵訪問」
2月末に「森伊蔵酒造」に行ってきました。年に1〜2回お伺いしていますが、今回、私事、確定申告やら、いろいろと予定していた事が終わり、なんか、森社長にお会いしたくなって、急ではありましたが、ご連絡したら、「いいよ」という事でしたので、車を走らせました。昨日まで雨だったのが、今日は風は強く寒いけど、とてもすばらしく澄み切った晴天。そのせいか、桜島がくっきりと姿を現していました。(絵1)

 この蔵を訪問する楽しみは、森社長にお会いすると元気になれる事と桜島のいろんな顔(正面、横、裏側)を堪能できることです。今日は特に鮮やかに映え、その雄大さに途中、車を止めて見入ってしまいました。

蔵の正面(絵3)から見た桜島(絵2)もなかなかの姿です。この環境から生まれる「森伊蔵」は、仕込み水(地下水100m)にも恵まれ、カメ仕込みの手造りで丁寧に造られています。(絵4)

ここの焼酎は、あまりにも有名になりすぎて、素直に先入観なしに味わっておられる方はほとんどいないでしょう!それはこの焼酎にとって、とても不幸な事です。なぜなら、これだけ料理を邪魔せず、食中にずっと飲んでいて心優しく和ませてくれる焼酎は存在しないからです。この焼酎の良さを感じ取れる方は、心豊かな食事を楽しんでおられる方に違いありません。程よいうまみもあり、余韻もきれいに流れていくこの味わいは、まじめな造りもですが、すばらしい仕込み水のおかげ(自然の恵み)と森社長のお人柄そのものでしょう。お会いしていつも私は、元気をいただいています。森さんの懐の深さや優しさ、純粋さに触れると、この焼酎をよく理解できます。やはり物造りはワインでもなんでも同じですね。味から人が感じられ、人に触れるとそれが確かなものとなっていく。今回もとても有意義な時間を過ごす事ができました。

帰る途中、また車を止めて、しばらくこの風景(絵5)を見入ってしまいました。

 筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm

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絵1

絵2

絵3

絵4

絵5



   
 
 
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