「心やすらぐ芋焼酎蔵訪問」
2月末に「森伊蔵酒造」に行ってきました。年に1〜2回お伺いしていますが、今回、私事、確定申告やら、いろいろと予定していた事が終わり、なんか、森社長にお会いしたくなって、急ではありましたが、ご連絡したら、「いいよ」という事でしたので、車を走らせました。昨日まで雨だったのが、今日は風は強く寒いけど、とてもすばらしく澄み切った晴天。そのせいか、桜島がくっきりと姿を現していました。(絵1)
この蔵を訪問する楽しみは、森社長にお会いすると元気になれる事と桜島のいろんな顔(正面、横、裏側)を堪能できることです。今日は特に鮮やかに映え、その雄大さに途中、車を止めて見入ってしまいました。
蔵の正面(絵3)から見た桜島(絵2)もなかなかの姿です。この環境から生まれる「森伊蔵」は、仕込み水(地下水100m)にも恵まれ、カメ仕込みの手造りで丁寧に造られています。(絵4)
ここの焼酎は、あまりにも有名になりすぎて、素直に先入観なしに味わっておられる方はほとんどいないでしょう!それはこの焼酎にとって、とても不幸な事です。なぜなら、これだけ料理を邪魔せず、食中にずっと飲んでいて心優しく和ませてくれる焼酎は存在しないからです。この焼酎の良さを感じ取れる方は、心豊かな食事を楽しんでおられる方に違いありません。程よいうまみもあり、余韻もきれいに流れていくこの味わいは、まじめな造りもですが、すばらしい仕込み水のおかげ(自然の恵み)と森社長のお人柄そのものでしょう。お会いしていつも私は、元気をいただいています。森さんの懐の深さや優しさ、純粋さに触れると、この焼酎をよく理解できます。やはり物造りはワインでもなんでも同じですね。味から人が感じられ、人に触れるとそれが確かなものとなっていく。今回もとても有意義な時間を過ごす事ができました。
帰る途中、また車を止めて、しばらくこの風景(絵5)を見入ってしまいました。
筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。
岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
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