「PASMO」
先月の東京出張で、初めて「PASMO」を購入し使用しました。結論:「非常に便利です!」日南に住むものにとって、このような「PASMO:パスモ」や「Suica:スイカ」は別世界の道具と思っていました。
ちなみにパスモとは?
「PASSNET」の「PAS」と、「もっと」の意味を表す「MORE」の頭文字「MO」をとって名づけられました。さらに、「パスモ」の「モ」は、パスネットとバスが合体した「&」を表す助詞の役割も果たし、「電車も、バスも、あれも、これも」利用できるようになるという、拡張性を表す意味の「モ」の意味も込められています。
http://www.pasmo.co.jp/pasmo/index.html
まずは羽田空港での購入のシーンからスタート。羽田空港ロビーの「i」インフォメーションで「PASMOはどこで買えますか?」と尋ねたところ「チケットの販売機で買えますよ」との返事。最寄りのモノレールの切符うりばでは、見当たらず。いつも利用する京急の切符売り場へ。ありました、ありました。5000円を買うとして画面をタッチ、「名前をいれますか?(記名しますか)」の問いにまずオロオロ。無記名の方が面倒くさくないような気がしたので、無記名を選択。来ました、来ました、PASMO!ニンマリしながら改札口へ向かい、まさに通過しようとしたその時、PASMOを切符のように器械を通すのか?最近よく見かけるように、かざすのか?迷いました。脳裏をよぎったのは、かざしている人のシーン。かざしました。残りの度数が表示されて、めでたく通過、ひそかにひとりドキドキでした。
その後は、特に迷うことも、ドキドキすることも無く、PASMOでスイスイ。使いながらいろんな便利を感じました。
1−改札口に入る時までの時間短縮、もしくはゼロ。今までは、行く先を壁のマップで確認し値段を見て、販売機の前で・・・。このような行為がすべて不要です。
2−実はカルノは結構手にした切符をどこのポケットに仕舞い込んだのか、バッグのどこに入れたのかすぐ忘れる方で、降りる間際にあたふたと捜すことしばしば。これもなくなりました。
3−また、列車に乗ってから降りる駅を最終的に決定することが可能になりました。
一泊二日の出張で使ってみて、つくづく本来の必要な行為・行動(駅から駅への移動)以外に、いかに多くの行為をせざるを得なかったかということがはっきりと理解できました。一昔前の切符のコレクターならまだしも、味気ない切符の今、切符を買う行為は楽しくとも何ともありません。
帰南して、このPASMOのことを考えました。日南ではPASMOもSuicaもありませんが(カボチャはありますけど(笑))、この便利さは捨てがたいと、あれこれ考えました。すなわち、ひとりの患者さんが桜歯科の入り口の扉を開けてから、閉めて帰るまでの時間の中で、切符を買うことに相当する行為・行動を限りなくゼロにするということです。
1−駐車場に車を進めると空きスペースがそこにある。
2−扉を開け中に入るとスタッフが待ち構えている。
3−待たされることなく診療が始まる。
4−チェアの上での時間の空白(診療を受けていない時間)を使って、次の予約をとるなど、空白の時間が極力無いようにする。
5−チェア(診療台)を降りて受付に行くと会計がスムーズに終わる。
とまあ、イメージしてみました。名付けて「PASMO方式」もちろん「Suica方式」でも、構わないのですが・・(笑)。
ちょっとしたことに気を配るシステムが出来上がれば、PASMO方式は実行可能でしょう。PASMO方式の最大のポイントは3の「待たされること無く診療が始まる」だと思います。手前味噌ですが桜歯科での予約の仕組み「待ち人おこらずシステム」を実践するようになってから、本当にビックリするくらい予約履行がスムーズに流れるようになりました。
「待ち人おこらずシステム」はこちらへ
http://www.connote.co.jp/office-h/nichola-sys/05/n05.htm
http://www.connote.co.jp/office-h/nichola-sys/06/n06.htm
今回、PASMOを使ってみて、いろいろなヒントを得ました。最後にもうひとつ付け加えるならば「都会で流行るものには意味がある!」田舎に住む者にとって、一番のヒントかもしれません。
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