ハナマルメール

配信日
2006/6/23
Subject
No.037 『夏至』



ハナマルメール
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成田エクスプレス(写真1)

シャルル・ド・ゴール空港(写真2)

空港内駅(写真3)

空港内駅(写真4)

TGV(写真5)

アビニョン駅(写真6)

アビニョン駅(写真7)




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人生をより楽しむ情報満載!  CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.037 2006-06-23 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
 宮崎県日南市あがた東 桜歯科
 趣味 旅・茶・ワイン
 詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/essay/mono/mono27.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思います
が)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメール
です。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それともう一つ、
気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この
辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もど
すというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より)
 コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が
人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!! 

 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。

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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
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◆ ハナマルコラム
◆ スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
  オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
  ハナ通信
◆ ハナ言葉(オープンカレンダーユーザーの方、バースデーメールにどうぞ)
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
◆ 挨拶メール(サバメール)
◆ ご案内・お知らせ

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No.037『夏至』

 6/21は夏至でした。ご存じ、昼が一番長くなる日です。当然、夜は一番短くなり
「短夜・みじかよ」となります。

 短夜のあけゆく水の匂かな 久保田万太郎

 この水の匂とは、雨の匂いでしょうか。最近気に入っている句をもうひとつ。

 食ひ物の名は限りなしつゆの雨  石川桂郎

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◆ハナマルコラム No.029
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 「terroir・テロワール」

 去る五月中旬、約一週間フランスを旅してきました。ここ数年、恒例になっているワ
イン生産者を訪ねる旅です。今回はコート・デュ・ローヌ。
 土曜日夜に成田を出発する便でパリへ。出発前に日本食を堪能しようということで、
ちょっと早めの晩ご飯は銀座の蕎麦屋「よし田」。かなり黒いつゆの色に戸惑いつつ
も、けっして辛くない味のバランスの妙に「さすが!」と唸る。機内用に「梅林」の
カツサンドを買って成田エクスプレス(写真1:写真は拙ホームページにこのハナマル
メールをアップした時に載せます)で成田へ。
 空港は思いの外というよりも、肩すかしくらい閑散としていました。いつものことで
すが、出発前はワクワクの期待感とこれからの非日常なる一週間への不安のようなネ
ガティブな思いが交錯します。今回深夜便(成田夜出発)は、二回目でしたが結構い
いです。さほど身体のリズムを壊しません。朝五時前にフランス、シャルル・ド・ゴ
ール空港に到着(写真2)。構内を歩いてTGV(テジェヴェ・仏新幹線)のホームへ移
動(写真3.4)。朝6:30発(写真5)に乗って一路アビニョンへ(写真6.7)。
 この調子で書いていると、なかなか本題に入れませんので、ここらへんで今回のテー
マ「terroir」について。アビニョンからの話は、次のコラムに乞うご期待。

 「terroir・テロワール」とは、おおかた「畑の特徴・畑の土の性格」などを意味し
ます。最初の旅(2002年)で、このテロワールが目の前にひろがる畑のみならず、畑
に降り注ぐ日差し、降る雨、流れる風など、その畑を取りまく微小気候をも含むこと
を理解しました。その後、その畑の下の土壌と上の気候にあわせて、その畑に棲む微
生物や昆虫を含めての動植物もテロワールを特徴づける要素であることを知りました。
すなわち、ブドウを中心にして、畑の地下数十メートルから、地上はもちろんのこと、
風や雲、太陽の日差しに至るまでのもろもろをひっくるめてのテロワールです。雑誌
などには「テロワールという言葉を、気候・地形・地質・土壌の意味で使う」と載っ
ています。気候とは、温暖であるか否か、降水量、また何月によく降るか、またいつ
乾燥するかなどで、地形とは、畑が平坦地か傾斜地か、向きはどちらか、傾斜による
水はけは良いのかなど、だそうです。

 いつの旅でも、ワイン生産者の方は異口同音に「いかにテロワールをワインに反映さ
せるのかに腐心している」とおっしゃいます。この言葉が解ったようで解っていませ
んでした。日本の米ならば、コシヒカリが美味しいとなるとみな稲作農家はこぞって
コシヒカリを作りますし、魚沼産が美味しいとなれば、他の生産地も魚沼の味に近づ
けようとします。しかしフランスの生産者は、そのようなことは決してしません。ワ
イン生産者の方がおっしゃるのは「ここのテロワールが十二分にワインの味に出てい
るので、このワインはすばらしい」です。
 今回はコート・デュ・ヴァントゥからスタートして北上し、ジゴンダスやシャトー・
ヌフ・デュ・パフなどをまわり、最後はヌーボーで有名なボージョレがゴールでした。
これら地域の歴史や土地柄にも関係があるのかも知れませんが「テロワールが十二分
にワインに出ているのですばらしい」という信念のようなものを今回はさらに強く感
じました。テロワールには、歴史・土地柄・その地域特有の文化も含まれているので
しょう。そうして、このテロワールにこだわり続けるのはひと言でいうと「フランス
人気質」がベースにあるからだと今回思い始めました。

 フランス人は他人(ひと)と比べない国民だと聞きます。日本のように横並びで評価
されるのとは正反対で、他人(ひと)と違うことがその人の誇りであり、価値あるこ
とと伝え聞きますし、実際、現地で会うワイン生産者の方々は皆そうです。こう考え
てやっと溜飲が下がりました。他人(ひと)より抜きん出るのではなく、自分自身の
確固たるスタイルを持つことが最も評価されるし、本人も納得できる生き方。
 フランス人のスタイルをうらやむのではなく、カルノもこのスタイルで生きて行こう
としみじみ思った旅でした。

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スターブックスカフェ No.068
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「帝国ホテル 伝統のおもてなし」 
 川名幸夫著 日本能率協会マネジメントセンター 1400円+税

 この本は羽田空港で見つけ宮崎行きの便を待つ間に読み終えました。これに似た本を
過去に二冊読んでいましたので、少し躊躇したのですが・・。

「シューシャイン(靴磨き)の誇り
 磨くことは、ピカピカにするということより、やさしく保護してあげることです。私
が磨くことになったお客様の靴とは、縁で結ばれていると感じます。可愛いものです」
-69頁から
 『ピカピカにするということより、やさしく保護してあげる』この言葉には、まいり
ました。歯も同じです。心から同感・感動!

「挨拶の後の「ひと言」の意味
「○○様、いらっしゃいませ。今日もお寒いですね」
「そうだね、ちょっとカゼ気味だよ」
 帝国ホテルのあるフロントスタッフは、この会話の後、すぐにお客様の部屋に加湿器
を手配しました。
「いらっしゃいませ」だけで済ませず、「今日もお寒いですね」の言葉を挨拶に加え
ただけで、サービスの可能性が広がります。」-91頁から

 痒いところに手が届くような心遣い・言葉がけ。私たちにも必須ですと思いつつ「ひ
と言」を加えることが、なかなかできません。精進します。

おかわり 過去に読んだ二冊をおかわりに。
「帝国ホテルのおもてなしの心」 帝国ホテル編 学生社
「帝国ホテル 感動のサービス」 宇井洋著   ダイヤモンド社

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◆ハナ言葉
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(オープンカレンダーユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい)
 バースデーメールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm


++  6/22-7/20
++  
++  6/22 かんぞう      悲しみを忘れる
++  6/23 みやこわすれ    穏やかさ
++  6/24 おもだか      高潔、信頼
++  6/25 かたばみ      あなたと共に
++  6/26 グロリオーサ    栄光、天分
++  6/27 びわ        ひそかな告白
++  6/28 ざくろ       再生、希望
++  6/29 あじさい      ひたむきな愛情
++  6/30 びようやなぎ    有用、幸福
++  7/1  つきぬきにんどう  愛の絆、献身的な愛
++  7/2  ブローディア    淡い恋、好意
++  7/3  はす        雄弁、神聖
++  7/4  ねじばな      思慕、秘密の思い出
++  7/5  からいとそう    自由な心
++  7/6  あさがお      固い約束
++  7/7  アベリア      謙譲、親しみ
++  7/8  ひるがお      親しい付き合い
++  7/9  あざみ       独立、厳格
++  7/10 グロキシニア    艶麗、華やかな日々
++  7/11 フクシア      お洒落なひと
++  7/12 ぜにあおい     恩恵、母の愛
++  7/13 ユッカ       勇壮、颯爽とした
++  7/14 ブッドレア     魅力、あなたを慕う
++  7/15 のうぜんかずら   華やかな、名誉
++  7/16 サボテン      燃える心、情熱
++  7/17 ぎぼうし      変わらない思い
++  7/18 たちあおい     威厳、大志
++  7/19 がま        救護、慈愛
++  7/20 トルコギキョウ   深い思いやり
++  
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◆今月のひと言
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)

オープンカレンダーについて http://open-cal.jp/cal/

7月のひと言
「梅雨明けたなら蝉時雨」
「昭和遠し冷しトマトといふ肴 伊藤伊那男」

8月のひと言
「朝顔 西瓜 宿題帳」
「顔中の肉動かして西瓜食ふ 石平周蛙」

9月のひと言
「運動会 秋刀魚 鰯雲」
「さんま焼くや煙突の影のびる頃 寺山修司」

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◆挨拶メール(サバメール)
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 今回からメール会員(ケータイメールアドレスを貴診療所に登録している患者さん)
向けに、月に1〜2回程度の定期的なプチメールマガジンの例文として使える文章、名
付けて「サバメール」(ご機嫌いかが?メール)のコーナーを新設しました。

2006/06/20サバメール

前略 今年の梅雨は降る時と降らない時がはっきりしていて、カラダのリズムをくずし
やすいようです。さて、蒸し暑い時には迷わずクーラーのスイッチに手がのびてしま
います。こんな時に注意してほしいのが、くちびるの乾燥や荒れです。有効なのがリ
ップクリーム、ただしできるだけハッカなどの添加物の少ないものがオススメです。
ご質問など遠慮なくどうぞ。桜歯科

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◆ご案内・お知らせ
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 お読み頂き有り難うございます。ご意見・感想をお寄せ下さい。
 9月3日・日曜日に大阪市で「グルメ入れ歯の作り方」のセミナーを開催いたします。
後日、拙ホームページに「カルノゼミ」としてアップしますので、興味のある方はご
覧下さい。第38号は7月10日頃です。


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