配信日 |
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2006/4/20 |
Subject |
No.034 『穀雨』 |
(クリックすると大きな画像が見れます)
一澤帆布店の鞄 |
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人生をより楽しむ情報満載! CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.034 2006-04-20 sacra@connote.jp
発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師
宮崎県日南市あがた東 桜歯科
趣味 旅・茶・ワイン
詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/essay/mono/mono27.htm
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いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思います
が)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメール
です。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それともう一つ、
気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この
辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もど
すというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より)
コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が
人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!!
あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。
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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
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ハナマルコラム
◆ ハナ通信
◆ ハナ言葉(オープンカレンダーユーザーの方、バースデーメールにどうぞ)
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
◆ スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ご案内・お知らせ
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No.034『穀雨』
4/20は穀雨です。春雨が百穀を潤す意だそうです。パソコンでの入力は時に面白い
間違いを見せてくれます。「こくう」と入力するとまず変換されたのが「虚空」でし
た。なるほどと思いつつ、時に小生も体験する記憶の虚空の句を紹介します。
この部屋に何用だつけ春の昼 渡辺善夫
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◆ハナ通信
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No.57
ごはん粒よく噛んでゐて桜咲く 桂信子 1914年大阪生まれ 俳人
遊「一澤帆布店最後の日」
去る三月は関西出張でした。これはその時(3/4)のお話。お茶を習うカルノにとっ
て、いつ行っても京都はいいものです。大きな大きな茶室に身を置くような気分にな
るのです。お昼に鳥岩楼の親子丼に舌鼓を打ち、北野天満宮で梅と牛を見て「老松」
で棹物「東風ふかば」を購入。お茶ならやはり「一保堂」と、嘉木(一保堂店内)で
今まで見たことのないくらい美しく点てられた抹茶を頂き、さすが一保堂とうなりま
した。会計の時ふと「そういえば一澤帆布店は近くではなかったかしら」と思い尋ね
ると『電話で聞いてみます』『今日が最後で、6時まで開いているそうです』との答え。
それを聞いて「すわ!一澤へ」
店に着くと長蛇の列。並びながら過去の来店を思い起こしていました。最初は1990年、
利休さんの没後四百年の展覧会で来た時のこと。その頃はまだ以前の建物でした。そ
の後訪れた時には、新しく建て変わっていました。三回目は目的あっての訪問。1994
年に大阪の「馬場万」で革製のトランク(寅さんが持っているようなトランク)をつ
くってもらい、このトランクを入れるカバーをオーダーしようと思い訪れました(こ
のようなリクエストを一澤帆布店が受けてくれるかどうかもわかりませんが・・)。
ところがガラス戸には「忌中」の張り紙。「縁がないのかなあ」と思いつつ「いづう」
へと足を向けました。ご不幸の後いろいろとあって今回の「閉店」になるとは、その
時、知る由もありません。
「茶、一つを保つように」との山階宮様からの言葉で「一保堂」の名が付いたと聞き
ます。一つを守り続けることがいかに難しいかは、自身の仕事を振り返ってみても想
像は容易ですが、ものづくりに興味を持つカルノにとっては、かなりショックでした。
しかも伝統と歴史、職人気質と贔屓が連綿と息づく京都においてのことですから、か
なり応えました。悲しいことです。3/4に買った鞄のポケットにはお守りとして、一
澤帆布店最後の日付の入ったレシートを入れています。
その後3/13付けで新工房がスタートとの報。スタートしたとは言えすぐさま「一路
順風」とは行かないでしょう。新ブランドは「信三郎帆布」。「帆」の字があるから
には必ず「順風満帆」になる日が来ると思います。京都に行かれる際には、是非!す
ぐに行けない方は新ホームページへ、今すぐジャンプ!!
「信三郎帆布」
http://www.ichizawashinzaburohanpu.co.jp/
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◆ハナ言葉
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(オープンカレンダーユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい)
バースデーメールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm
++ 4/20 かいどう 温和、美人の眠り
++ 4/21 スイートピー デリケートな喜び
++ 4/22 こでまり 優雅、品位
++ 4/23 はなみずき 私の想いを受けて
++ 4/24 ネモフィラ 可憐、清々しい心
++ 4/25 フロックス 合意、協調
++ 4/26 えびね 謙虚、誠実
++ 4/27 しらねあおい 優美、完全な美
++ 4/28 えにしだ 幸せな家庭
++ 4/29 にりんそう 友情、協力
++ 4/30 クリスマスローズ 追憶、大切な人
++ 5/1 すずらん 幸福が戻ってくる
++ 5/2 ライラック 青春の喜び
++ 5/3 ぼたん 恥じらい、富貴
++ 5/4 やまぶき 崇高、待ちかねる
++ 5/5 はなしょうぶ 優雅な心
++ 5/6 しゃが 私を認めて、自由
++ 5/7 ばら(赤) 内気な恥ずかしさ
++ 5/8 ふじ 恋に酔う、佳客
++ 5/9 クレマチス 精神的な美しさ
++ 5/10 しゃくなげ 威厳、荘厳
++ 5/11 やぐるまそう 繊細、優雅
++ 5/12 アスチルベ 恋の訪れ、自由
++ 5/13 ボロニア 心が和む、印象的
++ 5/14 わすれなぐさ 私を忘れないで
++ 5/15 カーネーション あなたを熱愛する
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◆今月のひと言
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
オープンカレンダーについて http://open-cal.jp/cal/
5月のひと言
「風薫る、風翔る」
「そら豆はまことに青き味したり 細見綾子」
6月のひと言
「梅雨晴れ仰ぎ衣更え」
「明日は又明日の日程夕蛙 高野素十」
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◆スターブックスカフェ
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No.65 2006/04/20
「どこへも行かない」旅 林望 光文社
まずは、次の文章を読んでみて下さい。
「時計のねじを巻く(最近ではねじ巻き時計なんか殆どなくなってしまったけれど)
ことを、英語ではワインド・アップという。これは、たとえば、気合いを入れてねじ
り鉢巻き、仕事に専念するようなことにも使うことができる表現である。
しかし、人間、ワインド・アップばかりしていられるものではない。そんなことをし
たら、心の休まる時が無くてついにはねじを巻き切って病気になってしまうかもしれ
ない。だから、時には心のねじを緩めて、心身ともにリラックスする必要がある道理
である。このねじを緩めるほうを、ワインド・ダウンと言う。」(8ページから)
アレッと思われた方は、ハナマルメールの愛読者の方です。そうです、ハナマルメー
ルのタイトルに引用している五木寛之氏の文章と似ています。カルノなりに理由を考
えました。リンボウ先生と五木氏の共通点は「作家であり、旅好き」、もちろん他に
もあるでしょう。旅好き共通の認識がこのワインド・ダウンかも知れません。
今年も来月、フランスに行きます。「現場主義的読書愛好家」のカルノとして、旅の
おともは、もちろんこの本です。実は今回行く場所が、現在刊行中の奥本大三郎訳
「完訳ファーブル昆虫記」の場所とほぼ一致します。少々重くなりますが、おそらくこ
れもリモアに入れることになると思います。
「現場主義的読書」についてはこちら
http://www.connote.jp/essay/starbooks/2005/cafe56.htm
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◆ご案内・お知らせ
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お読み頂き有り難うございます。感想・ご意見待ってます。第35号は5月8日頃です。
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C L U B N I C H O L A M a i l M a g a z i n e H A N A M A R U M a i l
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