| 配信日 |
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| 2005/4/30 |
| Subject |
| No.011 『行く春』 |
寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメールです。
好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。
「それともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」（五木寛之「知の休日」より）
コンテンツは「アントレプレナー的（起業家精神を持つ）な若き心を持つ歯科医が人生をより楽しむためのエナジーサプリ！」。もちろん歯科医でない方もOK！！
あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。 |
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人生をより楽しむ情報満載！ CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.011 2005/4/30 sacra@connote.jp
発行人：カルノ（河野秀樹〈かわのひでき〉）1961年生まれ 歯科医師
宮崎県日南市あがた東 桜歯科
趣味 旅・茶・ワイン
詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/magazine/inter-v.htm
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いちにち、お疲れさまでした（朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思い
ますが）。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマ
ルメールです。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それ
ともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわ
ないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこ
しもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」（五木寛之「知の休
日」より）
あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。
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C O N T E N T S （◆のついたタイトルが今号の内容です）
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◆ ハナマルコラム
ハナ通信（1991年スタートの通信です）
◆ ハナ言葉（花メールユーザーの方、バースデーメールにどうぞ）
◆ 今月のひとこと（オープンカレンダーのユーザーの方へ）
スターブックスカフェ（オススメ本紹介のカフェです）
◆ オススメミッケ！（カルノが見つけたいろんなオススメ）
◆ ご案内・お知らせ
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No.011『行く春』
満開の桜は、アッという間に花吹雪となりました。日によっては初夏を通り越して、
夏を思わせる汗ばむ日もあります。ここ数年、春や秋が短くなったような気がします
が、やはり、初夏の前にはしっかり「惜春」。
◆ハナマルコラム10
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まずは、ハナ通信41号（2002年4月号）を、お読み下さい。
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「一匹の鰆を以てもてなさん」 高浜虚子1874-1959松山生まれ
食 鰆の握り
今号（41号）は、手前味噌話しです。ご容赦下さいませ。
先日、小倉は魚町のお寿司やさんに足を運びました。そのお店は二回目です。初回
は、ほぼ十六年前、大学卒業式前夜に親が「食べたいところに連れてゆくから」とい
うことで、高嶺の花、寿司「もり田」を予約しました。
もちろん美味しかったのですが、何が、どう、いかに美味しかったかは覚えていま
せん。当時、卒業式後に国家試験がひかえていたこともあり、緊張していたのでしょ
うか。「御馳走様」でお店を出るときに、御主人が小さな包みを下さいました。下宿
に帰って開けてみると、湯飲み茶碗です。それはそれは、お洒落でしぶい筒茶碗でし
た。魚偏の漢字も載ってなければ、お店の名前すら書いてありません。下地はそば色
（薄い鼠色）で、梅か桜か、花木の絵付けがしてあります。その後、この茶碗はカル
ノの焼酎湯割用となり、庭の梅の開く頃になると登場します。
今回、二回目として「もり田」の暖簾をくぐりました。お刺身のあと、始めに出た
握りが鰆（さわら）でした。お昼下がり、腹八分にもなり、そろそろお茶が出てきそ
うな雰囲気。カルノは十六年前に頂いた筒茶碗を持参してきていました。御主人に
「実は・・」と、このお茶碗のことをお話しして、「この湯飲みでお茶を飲みたい」
と申し出たところ、湯飲みを手に奥に行かれました。カウンターに戻ってこられたと
きには、目には涙が光っていました。
「このようなお客さんがいらっしゃるからね。この仕事やっててよかったね。うれ
しいね・・」と、ぽつり。
こちらが、驚きました。お寿司屋さんの御主人の涙を見たのは、初めてでしたから。
こちらこそ感謝。しかも、絵付けは桜でした。さらに深謝。カルノにとって、一生忘
れられない鰆の握りとなりました。
ゆく春や寿司屋の主人の目に涙 カルノ
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この度、この湯飲みのケースを小生が兄貴と慕う、大阪馬場万の秋山哲男氏につくっ
て頂きました。革製の筒型のケースです。写真は拙ホームページにアップする時に載
せますので、お楽しみに。
さて、ここ数年、年に一度は必ず「もり田」に足を運びます。もちろん、この湯飲
みも同伴です。湯飲みを紙筒にいれ、さらに一眼レフ用レンズソフトケースに入れて
持参していました。ある時、自宅で筒状のネクタイケースを見ながら、ふと湯飲み入
れのことを思いつきました。この革製ケースは、ちょっと太めの茶筒くらいの大きさ
で、真ん中から縦にスパッと割ってあり、観音開きにして使います。ネクタイをくる
くると丸めて入れます。一本しか収納できませんが、デザインが好きで出張のお伴と
なっています。
思いついたら即実行。秋山兄に相談したところ、快諾。待つこと、しばしならぬし
ばらく・・、数ヶ月待ったでしょうか。結構、デザインに試行錯誤あったようですが、
桜の季節に間に合うようにと、今回届きました。心憎い気配りです。完成品は、途中
の経過報告とは若干異なった茶筒型のケースでした。ケース本体に上から湯飲みを収
納し、さらに上から蓋がかぶさる形です。さすが、兄！と感心したのは、蓋と本体の
関係（構造・デザイン）です。茶筒を連想してみてください。上蓋がスライドします
が、問題はその上蓋の固定法です。最初はジッパーを使おうかと考えられたそうです
が、中身が陶器ですので、ジッパーはボツ。この問題を見事に解決したのは、一本の
革ベルトです。幅約１センチの革ベルト（ストラップ）が、ケースの両脇にそって
逆U字型についていて、持ち運びに便利な取っ手のようになっています。上蓋は、こ
の革ベルトにそってスライドするような仕組みです。上部が横の紐をつたって動く印
籠をイメージしてみてください、お分かり頂けると思います。
今年は、夏に「もり田」を訪れるつもりです。数年前の夏に行った時のこと。ちょ
うどその日は、小倉祇園祭りの前夜祭でした。無法松の一生で有名な祇園太鼓の祭り
です。夜七時頃でしょうか、お店にはいりました。お店はビルの二階にあります。カ
ウンターにつくと、どこからともなく祭囃子や太鼓の音。それはそれは、最高なお鮨
でした。祇園太鼓のBGMに、大将のお話、もり田の鮨・・。チャンス有れば、あなた
も是非！
ものづくり名手名言 第10回 「鞄に流行はない」秋山哲男
http://www.connote.jp/magazine/mono/mono10.htm
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◆ハナ言葉
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（花メールユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい）
花メールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm
4/30 クリスマス・ローズ 追憶、大切な人
5/1 すずらん 幸福が戻ってくる
5/2 ライラック 青春の喜び
5/3 ぼたん 恥じらい、富貴
5/4 やまぶき 崇高、待ちかねる
5/5 はなしょうぶ 優雅な心
5/6 しゃが 私を認めて、自由
5/7 ばら（赤） 内気な恥ずかしさ
5/8 ふじ 恋に酔う、佳客
5/9 クレマチス 精神的な美しさ
5/10 しゃくなげ 威厳、荘厳
5/11 やぐるまそう 繊細、優雅
5/12 アスチルベ 恋の訪れ、自由
5/13 ボロニア 心が和む、印象的
5/14 わすれなぐさ 私を忘れないで
5/15 カーネーション あなたを熱愛する
5/16 アリウム 正しい主張
5/17 しらん 互いに忘れないように
5/18 ばいかうつぎ 思い出、気品、品格
5/19 しゃくやく 恥じらい、優しい心
5/20 おじぎそう 敏感、繊細な感じ
5/21 かすみそう 無邪気、無意識
5/22 レモン 熱意、誠実な愛
5/23 ゴデチア 変わらぬ熱愛
5/24 ゆきのした 博愛、切実な愛情
5/25 ラナンキュラス あなたは魅力的
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◆今月のひと言「5月用」
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（オープンカレンダーのユーザーの方へ）
「万目青山 新緑競う五月です」
「目には青葉 山時鳥 初鰹」
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オススメミッケ！
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「単眼鏡」
ゴールデンウイークで、旅行に行かれる方も多いことでしょう。今回のオススメは、
旅には必携とカルノが確信する小物３点です。
まずは「単眼鏡」。モノキュラーとも言うようです。ちなみに双眼鏡はビノキュラー
です。単眼鏡は国内外を問わず、非常に重宝します。たとえば、国内で学会に行くと
しましょう。まず空港で、出発便の確認に使用。離陸したら機内から窓越しに景色を
堪能。学会では、講演の写真や図表を見るのに使用します。海外では、もちろん、空
港で出発便の確認に使いますし、とくにスイス・ドイツでは通りの名前を確認するの
に重宝します。また、美術館では、細部を舐めるように見る時に威力を発揮します。
双眼鏡だと、どうしても両手がふさがってしまいますが、単眼鏡は片手でオーケーで
す。遠景やステージなどを見る時には倍率不足を感じます。倍率を求めるならば、や
はり双眼鏡でしょうか。高倍率の単眼鏡もありますが、これを使うとクック船長になっ
てしまいますので、人前ではちょっと・・。
単眼鏡の画像はこちらをクリック
http://www.connote.jp/essay/babyhustle/08.htm
さて、もうひとつは意外かもしれませんが「水虫スプレー」です。欧米、特にヨー
ロッパでは、朝にホテルやペンションの部屋を出て、夜「おやすみなさい」で部屋に
帰るまで、クツを脱ぐことはなく履きっぱなしです。カルノは水虫は持ってませんが、
数年前のフランス一週間の旅で、水虫っぽく（？）なりました。それ以来、朝、シュー
ッとスプレーしてから靴下をはきます。朝６時の散歩から、午前・午後のワインセラー
巡り、夕方、ペンションに帰るまで、これで安心です（笑）。
最後の一品はゴミ袋です。どこの家庭にもある透明で大きなビニール袋です。ワイ
ンを持ち帰る際に、これを二重にして中にワインを一本入れ、くるんでからトランク
に入れます。クッションにもなりますし、万が一割れても心配いりません。もちろん、
ワインだけでなく、入れる物は色々と可能です。クッションにもなり、ビン類が割れ
ても、心配無用。
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◆ご案内・お知らせ
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お読み頂き有り難うございます。感想・ご意見待ってます。第12号は5月14日
頃です。
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