オススメ.53 2005.4/15







「スウェーデン式アイデア・ブック」
フレドリック・ヘレーン著
ダイヤモンド社1000円+税
スウェーデン式アイデア・ブック

 この本は、近所の書店で「スウェーデン式」という言葉に引かれて手にしました。
その昔、ボルボ240という車に乗っていた時にスウェーデン文化を垣間見たような気がして、それ以来、何かしら魅力を感じていたからです。30のタイトルと解説で構成されています。

7 「いつものやり方」無意識の習慣に気づく 人間は好奇心旺盛ですが、同時に恐ろしいほど習慣に支配されています。(22頁から)
 
 -納得です。自分へのアラームとして、iPodの裏に「be curious and stay curious!」と刻印しました。

「発見は、ほかのみんなと同じ物を見て、違うふうに考えることによって生まれる」(50頁から)

20「考える人、考えない人」個人差はそれほどない 「まったく年を取らないように見える人たちがいる。頭を常に働かせ、新しい考えを取り入れ、けっしてもうろくなんてしない」(56頁から)
 
 -ここではふたつの言葉を紹介しています。TPM(Toughts Per Minute:毎分思考)とPSST(Personer Som Slutat Tanka:考えるのをやめた人たち)

22「創造性の4B」頭が冴える場所 創造性の4Bとは、バー(Bars)、バスルーム(Bathrooms)、バス(Busses)、ベッド(Beds)のことです。4Bは、多くの人が普段よりひらめきやすい場所なのです。(63頁から)
 
 -これも同感ですが、カルノとしては「ひとりで」という条件をつけたいところですね。

30「素晴らしき未来」おおかたは、まだ行われていない
 
 -このタイトルでこの本はおわります。国内外を問わず、閉塞感を感じるこの頃ですが、閉塞感という雲をはらうものは、やはり「アイデア」しかないと、この本を読んで強く思いました。アイデアがTPMで、ふつふつと湧くように、バーのカウンターでひとりシャンパンですかね。

「アイデアのつくり方」

ジェームス・W・ヤング著
阪急コミュニケーションズ 777円+税
http://www.connote.jp/essay/starbooks/2002/cafe01.htm#01




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