2000.08.10
「あしやはあツイしや」
 先日、兵庫県芦屋市に行って来ました。「ものづくり名手名言」の取材をかねての出張でした。今回二回目の芦屋でしたが、大阪駅から意外と近いことにビックリ。大阪駅から快速で12分。アッと言う間の到着でした。駅前のビルのなかを涼みがてら歩いていたら、眼鏡屋さんのショウウインドウに、さがしていたプラダのサングラスを発見。このサングラス、雑誌で見つけ問い合わせたところ見つからず、諦めかけていただけに、さすが芦屋と感心。しかし、実物は雑誌で見たイメージとは異なり購入は見送り。それにしても博多に無いモノが、芦屋にはある、さすが芦屋と妙に納得。が、しかし、芦屋は良い街なのだ、と思ったのもビルを出るまでのことでした。ビルを一歩出たとたんに、「暑い、熱い、あつい」。暑さには慣れている日南市民にとってもこれはアツイ。
 地球温暖化が問題になっている昨今、その原因はいろいろとあるでしょう。やはりこう暑いと、都市化も原因のひとつと思わざるをえません。芦屋駅前から師匠の仕事場に向かう途中、すれ違う人は皆無言。知らない人だから挨拶しないのは当たり前という、無言ではなく、ひたすら暑さに耐えて歩いているが故の無言でした。日南は日中はさすがに暑いです、けど木陰にはいると、風が涼を運びます。日が落ちると虫の声が涼しげに聞こえます。
 そういえば、暑い芦屋の街角で涼しげな顔を見かけました。窓をしっかり閉めてクーラーをきかせた車の中の顔でした。プラダのサングラスは売っていないけど、日南の方が住みやすいと確信した夏の一日でした。