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| 1999.09.25 コート・ドール |
東京は三田のコート・ドールに食事に行きました。コート・ドールのシェフ、斉須政雄さんを知ったきっかけは一冊の本でした。『十皿の料理』。この本を読んでどうしてもコート・ドールで食べたくなって電話しました。行ってビックリ、カルノにとっては初めての経験でした。ゆうならば、本物のフランス料理レストラン。緊張して何を食べたかも覚えてないほどです。デザートのマンゴーのババロアが迫力有ったのだけ覚えています。支払い終わって意を決してレジの人に言いました。「あのぅこの本（十皿の料理）読んできたんですけど、サインしてもらえませんか？」『少々お待ち下さい。』しばらくして斉須さんご本人が出てこられました。その瞬間カルノ直立不動。風貌は豚カツ屋のおいさん、しかし眼光鋭く、決して恐い顔ではないのですが、蛇に睨まれた蛙同様立ちすくんでし
まいました。その時書いて頂いた文が次の文です。 こころより 我に働く仕事あれ それを仕遂げて 死なむとぞおもふ 石川啄木 4月9日93 そうして今回、三回目のコート・ドール。やっと味わいながらの食事ができました。またしても本『メニューは僕の誇りです』持参。「あのぅサインを・・・」『かしこまりました、少々お待ちを・・・』待つことしばし。出てこられました。またもやカルノ直立不動。書いて頂いた文は次の文です。 料理。 それは、地上に多く恵みを もたらす、大いなる自然に対し 限りない感謝を伝える 言語である。 9月25日99 凄い仕事をする人はその仕事の百倍といわず万倍も凄い人間です。 コート・ドール |
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