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| 2000.06.26 「江戸弁の寿司」 |
先日、総入れ歯の講習会のため東京出張でした。講習会に備え「美味しさ・味わい」についての予習が必要と、前日の土曜日に東京入り。羽田から築地に直行。目指すは「大和寿司」。機内ではダンチュウ6月号のコピーで下調べの復習、口の中はもう唾液がいっぱい。羽田に着くや否やインフォメーションで築地への最短コースを確認、はやる気持ちをおさえつつ、築地駅の階段を駆け上がる。市場に着くなり、早くも期待に胸ふくらみ、そぼ降る雨もなんのその。途中で河岸の人に聞き、やっと到着。唖然、店の前はディズニーランド状態。確かにダンチュウには列ができると書いて有ったが・・、列の最後はどちら?と尋ね、並ぶこと約1時間。時折開く店の戸から流れてくる寿司飯の甘酢の香りというか匂い。胸は膨らむも腹は空腹感でしぼみ、そのしぼんだ腹にしみこむこの匂い。もう、たまらん。このたまらんが三、四回ほどあっただろうか、その都度、鰻屋の前でもないのに鼻の穴全開で深呼吸。やっと最前列。待つ身にとっては、店の中は天国に見える。やっとやっと、その天国への扉が開いた。「次の方どうぞ」これぞ、ほとけの声。ラッキーにもオヤジさんの真ん前の席。 キリンで乾杯のあとは・・筆舌に尽くしがたいので割愛させていただきます。 料理雑誌ダンチュウに「喜びの津波」という言葉が出ていましたが、カルノにとっては「幸福の津波」でした。なんどこの津波がおそってきたことか。店を出たあと余韻に浸りながら考えました。完全にお寿司に酔った頭で考えました。なぜにこんなにも美味しいのか?ひと言で言うならば「融合の美味しさ」でしょうか。ネタが大きいとか、寿司飯の味がいいとか、ではなく、全てのバランスの妙で、これほどまでに美味しいのではないのでしょうか。くわえて品格というより人情を感じさせるお店の雰囲気。ビールのつまみのイワシをお代わりしたところ、「梅雨時のイワシは最高だよ」とオヤジさんの言葉。ふと落語の「芝浜」を思い出しました。分かった!ここの美味しさの秘密は江戸弁。江戸前ならぬ江戸弁寿司のお話でした。 【参考文献】 dancyu 2000年6月号
大和寿司(だいわずし) |
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