2000.04.13
「田舎は美味しい」
 やぁ、お久しぶりです。これではニッキではなくでゲッキ(月記)になりそうですが。ところで、昨年の春のハナ通信にも書きましたが、カルノはワインに浸っています。この春からはワインに加えてチーズまでわが家に届くようになりました。インターネットで知り合った人が、チーズの頒布会を始められたのです(www.yuko-cheese.net)。
 田舎と都会の違いはなんでしょうか?色々あるでしょうが、大きな違いのひとつは、情報量の差ではないでしょうか。都会では宣伝カーが大音量で回って来るかのように、必要としない情報までが耳や目に飛び込んできます。比べて田舎では、かなりアンテナを張り巡らさないと必要とする情報は引っかかって来ません。ところがインターネットのお陰で、カルノにとっては田舎も都会も同じ様になってきたように思えます。インターネット以外でも大きな本屋での雑誌の立ち読みなどで結構、生の情報が得られます。
 ワインもチーズも主なる原産国は外国です。フランスから見れば、東京も日南も同じ日本。ただ、流通経路がなかっただけのことで、ひとたびその道を作った暁には東京も日南も同じなのです。しかも食べるときの環境は田舎が良いに決まっています。イタリアのワイン、フランスのチーズ、その上、美味しい空気と美味しい水。水は買うことが出来ても空気までは無理でしょう。となるとやはり、田舎は美味しい、と言えるのでは。スイスはチューリッヒに行ったときのこと。チューリッヒを始めスイスは、本当に空気の美味しいところです、チューリッヒの街中にいても、深い森林で深呼吸しているような気持ちになります。しかしながらたくましい日本人のこと、そのうち空気まで通販するようになるかも知れませんね。こういうことを、ウグイスの声を聞きながらワインを飲んでいて、ふと思いました。