2003.04.22 久しぶりのニッキです。 本日、4月22日は拙ホームページの誕生日。 親として、祝いをかねて更新します（笑） 2003.04.18 「楕円球を追って」 　大学34期、1980年入学1986年卒である。６年間フォワードにいた。フッカーが長かったように思う。スクラム、とくにセットスクラムをブレイクすると、時に楕円球は、はるかかなたを動いている。走る。少なくとも走り始める。ノックオン。次のプレーはスクラム。ポイントに駆けつけ、スクラムを組む。ある時、思った。なぜこんなにも走らねばならぬのか。ラグビーはサッカーから生まれたと聞く、比較してみた。合点がいった。サッカーにはある程度、自分のエリアがあるように思える。しかしラグビーにはない。とくにフォワードにとっては、楕円球の転がるところが全てエリアとなる。 　卒業して、早17、8年がたつ。卒業とともに、楕円球を追うことはなくなった。たまに走る程度である。そんな今、なぜ青春に、楕円球を追わなければならなかったかが、ほんの少し理解できてきた。40歳を越え、今の自分が追っているのは夢である。いろいろな要素が作用して、人生はどちらに転ぶかわからない。 現実の人の世は、つねに予期せぬアクシデントが起きるものである。そんな中でも、気がつくと夢を追っている。追いかけている。このくせは、やはり楕円球を６年間追い続けたためであろうか。男にとって夢を追い続けることはロマンだ。 若い頃に追い続ける練習をしていて良かった。今は、楕円球が夢にとって代わっただけのことである。 （大学時代、籍を置いたラグビー部への文章募集へ）