2001.5.30
「テッペンカケタカ」
 唐突ですが、日南はいいところです。この季節になると、目覚まし時計はホトトギス。小綬鶏のチョットコイも、聞こえますが、朝一番響きわたるのは、やはり「テッペンカケタカ」。まさに日南は「目には青葉 山時鳥 初鰹」。では「テッペンカケタカ」の、その心は?
「テッペン 描けたか?」と聞くと。ホトトギスは格好に似合わず、絵心があって、山のみんなに絵を教えている。筆の遅い生徒を見つけては、山の頂をいかに描くかが、我ら山の住人にとっては重要である。山の頂はまさしく画竜点睛、と説いてまわっている。
「テッペン 欠けたか」と聞くと。実は、ホトトギスはエコロジスト。酸性雨や、人間による自然破壊で、山の頂が壊されたと嘆いている。
 まあ、誰が言い始めたのか、テッペンカケタカ。どうしても、カルノには「ホットットギス!!」にしか聞こえない。梅雨入り前の初夏の朝のお話でした。