ハナマルメール

配信日
2008/08/27
Subject
No.069『瀧 直下三千丈』



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瀧 直下三千丈



PASMO

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人生をより楽しむ情報満載!  CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.069 2008-08-27 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
  宮崎県日南市あがた東 桜歯科
  趣味 旅・茶・ワイン
  詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/essay/mono/mono27.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思います
が)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメール
です。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それともう一つ、
気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この
辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もど
すというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より)
  コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が
人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!! 

 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。

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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
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◆ ハナマルコラム
◆ スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
   オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
   ハナ通信
◆ ヒロシの酒部屋(さけべや)
◆ 笑進日記
◆ ご案内・お知らせ

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No.069『瀧 直下三千丈』

 「たき ちょっかさんぜんじょう」と読みます。茶軸を拝見する時、ふと思うことが
あります。意味を文字で理解するのではなく、その文字をひとつの画像としてみるべ
きではないかと。文字は画像ではありませんが、時として文字だけの俳句が写真より
も訴えることがありますよね。
  解説はいくつかあるようです、参考までに。
http://www.zengift-senshin.co.jp/zengo/t_takichokkasanzenjyo.html

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◆ハナマルコラム No.058
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「PASMO」
  先月の東京出張で、初めて「PASMO」を購入し使用しました。結論:「非常に便利で
す!」日南に住むものにとって、このような「PASMO:パスモ」や「Suica:スイカ」
は別世界の道具と思っていました。

ちなみにパスモとは? 
「PASSNET」の「PAS」と、「もっと」の意味を表す「MORE」の頭文字「MO」をとって
名づけられました。さらに、「パスモ」の「モ」は、パスネットとバスが合体した
「&」を表す助詞の役割も果たし、「電車も、バスも、あれも、これも」利用できるよ
うになるという、拡張性を表す意味の「モ」の意味も込められています。
http://www.pasmo.co.jp/pasmo/index.html

 まずは羽田空港での購入のシーンからスタート。羽田空港ロビーの「i」インフォメ
ーションで「PASMOはどこで買えますか?」と尋ねたところ「チケットの販売機で買え
ますよ」との返事。最寄りのモノレールの切符うりばでは、見当たらず。いつも利用
する京急の切符売り場へ。ありました、ありました。5000円を買うとして画面をタッ
チ、「名前をいれますか?(記名しますか)」の問いにまずオロオロ。無記名の方が
面倒くさくないような気がしたので、無記名を選択。来ました、来ました、PASMO!ニ
ンマリしながら改札口へ向かい、まさに通過しようとしたその時、PASMOを切符のよう
に器械を通すのか?最近よく見かけるように、かざすのか?迷いました。脳裏をよぎ
ったのは、かざしている人のシーン。かざしました。残りの度数が表示されて、めで
たく通過、ひそかにひとりドキドキでした。
  その後は、特に迷うことも、ドキドキすることも無く、PASMOでスイスイ。使いなが
らいろんな便利を感じました。

1−改札口に入る時までの時間短縮、もしくはゼロ。今までは、行く先を壁のマップ
で確認し値段を見て、販売機の前で・・・。このような行為がすべて不要です。
2−実はカルノは結構手にした切符をどこのポケットに仕舞い込んだのか、バッグの
どこに入れたのかすぐ忘れる方で、降りる間際にあたふたと捜すことしばしば。これ
もなくなりました。
3−また、列車に乗ってから降りる駅を最終的に決定することが可能になりました。

一泊二日の出張で使ってみて、つくづく本来の必要な行為・行動(駅から駅への移動)
以外に、いかに多くの行為をせざるを得なかったかということがはっきりと理解でき
ました。一昔前の切符のコレクターならまだしも、味気ない切符の今、切符を買う行
為は楽しくとも何ともありません。
  帰南して、このPASMOのことを考えました。日南ではPASMOもSuicaもありませんが
(カボチャはありますけど(笑))、この便利さは捨てがたいと、あれこれ考えました。
すなわち、ひとりの患者さんが桜歯科の入り口の扉を開けてから、閉めて帰るまでの
時間の中で、切符を買うことに相当する行為・行動を限りなくゼロにするということ
です。

1−駐車場に車を進めると空きスペースがそこにある。
2−扉を開け中に入るとスタッフが待ち構えている。
3−待たされることなく診療が始まる。
4−チェアの上での時間の空白(診療を受けていない時間)を使って、次の予約をと
るなど、空白の時間が極力無いようにする。
5−チェア(診療台)を降りて受付に行くと会計がスムーズに終わる。
とまあ、イメージしてみました。名付けて「PASMO方式」もちろん「Suica方式」でも、
構わないのですが・・(笑)。

 ちょっとしたことに気を配るシステムが出来上がれば、PASMO方式は実行可能でしょ
う。PASMO方式の最大のポイントは3の「待たされること無く診療が始まる」だと思い
ます。手前味噌ですが桜歯科での予約の仕組み「待ち人おこらずシステム」を実践す
るようになってから、本当にビックリするくらい予約履行がスムーズに流れるように
なりました。
「待ち人おこらずシステム」はこちらへ
http://www.connote.co.jp/office-h/nichola-sys/05/n05.htm
http://www.connote.co.jp/office-h/nichola-sys/06/n06.htm

 今回、PASMOを使ってみて、いろいろなヒントを得ました。最後にもうひとつ付け加
えるならば「都会で流行るものには意味がある!」田舎に住む者にとって、一番のヒ
ントかもしれません。

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◆スターブックスカフェ No.084
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「野の花診療所まえ」徳永進 講談社 1500円+税

 この本と出会う前に、著者の方のお話を聞きました。京都大学出身のお医者さんです。
笑い療法士の五期生の合格発表のイベントの中での講演でした。笑いあり、涙あり、
オチあり、エッチあり、ハーモニカあり、何でもありのアッと言う間の講演でした。
早速買った本がこの本で、サインも頂きました。
  のっけから「オルガスムスとオレがススム」の話でしたが、読み進むうちに、目の前
に「野の花診療所」のベッドとそのベッドの上の患者さんとのやりとりがはっきりと
目に浮かびます。いろいろな人々が登場し、なくなってゆきます。読みながらつくづ
く思いました。人が生まれることは感動的なことですが、なくなるということはもっ
と何倍も感動させられるということです。
  生まれた時には、喜びと神秘さとこれからの可能性など、言わば未来への感動です。
かたや、ひとがなくなるということは、過去への感動でありながら、まわりの人々の
中で、それはひとつの区切りであったっとしても、決して過去形ではなく、継続して
いるということが文章から伝わってきます。過去、現在、未来の感動なのです。
  徳永先生の文章のなかでは、目の前に迫る「死」があたかも長編映画のエンディング
のような「the End」へと流れてゆきます。ぽつんと思いました。「ひょっとすると、
死ぬことって怖くないかも?」

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◆ヒロシの酒部屋 No.017
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「人を成長させるもの!?」

 今回のテーマは、誠におこがましい限りですが、もの造りにおいて私が日頃から感じ
ている事で、味の向上は、人の成長なくして有り得ないという事です。もちろん私の
レベルで判断している事であり、その私自身の人を見る目もたいした事はないのです
が、味だけは嘘をつかないと思っています。

 (絵1)
  今年5月に訪問したフランス南西地方ベルジュラックのワイン生産者(絵1)ですが、
7年前にも訪問していますので、今回2回目となりました。実は以前訪問した時には、
ボルドーのネゴシアンも来ないしと
とにかく愚痴ばかり聞かされ、その上、自分のワインにかなり自信を
もっているわりには、味を利くとそこそこだったので、もう二度と来る事もないし、
ワインの味もこれ以上、上がらないだろうと思っていました。ただこの町のあるレス
トランの味、雰囲気がすばらしかったので、
今回も旅行の流れで日程に入れたという感覚だけで、それよりもまたそのレストラン
に行けるという楽しみだけでした。
  それが今回、以前と全然違う雰囲気で顔の表情は優しいし、なんか気持ちの余裕さえ
感じました。なんか違うな!と。そこで試飲が始まり、なるほどと思いました。20
06年からの赤が全て劇的に良くなっていました。それを伝えると、彼も「ぼくもそ
う思うんだけど」と以前の自信過剰な態度は影を潜め、謙虚に答えてくれました。今
までは取り除いていた部分も全て残し、たぶんノンフィルターという意味だと思いま
すが、2006年から試しにやってみたとの事。予想していなかった事だったので、
この味の向上には正直驚きました。私の想像にすぎませんが、自分のワインを評価し
てくれる販売先(ワインの稲葉)が安定し、そこで心の余裕ができ、よりよいワイン
を提供して相手を喜ばせたいという素直な気持ちから味の向上が生まれたのではない
かと思いました。2006年産はまだ日本には入荷していませんが、お客様の喜ぶ顔
が目に浮かびます。ほんとに再度訪問して良かったと思っています。

(絵2)
  一番左が天草酒造の跡継ぎ豊君でその横のお二人がご両親です。(絵2)先日、鹿児
島に豊君が出てきたので、本村氏といっしょに私も入れて3人で天文館に飲みに出ま
した。半年振りぐらいでしたが、彼の成長には驚き、頼もしく感じました。彼自身も
自分の味覚のレベルを謙虚に受け止めていますが、その味覚を感じる感性がかなりレ
ベルアップしていました。味の一番大事な本道、流れを体や感覚で覚えてくると、な
にか見えてくるものがあるのだろうと思います。それが人間と接していても本物、本
性が感じとれるのでしょう。彼の純粋さと謙虚さが人間も大きくして腰の据わった懐
を感じさせ、それが3年目の造りに繋がるかと思えば、ワクワクします。

(絵3)
  ここにもまた一人(絵3の右の男性)、味覚と感性を伸ばしているソムリエがいます。
もちろん、彼はもの造りではありませんが、ソムリエとしての自信のなさ(謙虚さ?)
と素直に疑問を持つ事、そして料理も無難にこなす器用さ等から、失礼な話ですが、
私の想像以上にいい感じになってきています。はっきり言ってそれ程期待していませ
んでしたが、素直さと人を楽しませる、人を引きつける魅力が彼にはあるように思い
ます。
  今回の3人に共通しているのは、純粋さ、素直さもろもろでしょうが、接していて気
持ちがよいというか、和ませてくれるという事でしょうか!人間もワインと同じ様に、
生き物なので、予想できない手強いものです。

筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式
会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、デ
ィスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm

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◆笑進日記 No.021
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「サプリメール文月」

サプリメールとは
http://www.connote.co.jp/hana/back61.htm

080702
「食ひ物の名は限りなしつゆの雨」石川桂郎
*日南のつゆは中休み、そろそろ末期でしょう。食欲は初期も末期もなく絶好調!完
熟マンゴーはそろそろ収穫末期です。

080704
「美しき緑走れり夏料理」星野立子(たつこ)
*昨日は蒸し蒸しの日南でした(汗)。そんな高不快指数を払ってくれそうな夏料理。
キリッと冷えた辛口の白ワインが合いそうです(唾)!

080707
  或日の事でございます。御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きにな
っていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、
そのまん中にある金色の蕊(ずい)からは、何ともいえない好い匂いが、絶え間なく
あたりへ溢れております。極楽は丁度朝なのでございましょう。「蜘蛛の糸」芥川龍
之介

080709
  夏はよる。月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、た
だひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。雨など降るもをかし。
「枕草子」清少納言

080711
  山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。/智に働けば角が立つ。情に棹させば
流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。「草枕」夏目漱石 明治
39年(1906)

080714
「一歩」榎本栄一
いっぽ いっぽは いいな
私はうまれつき
一足とびはできない
いっぽ いっぽの
ながい道のりは いいな

080716
「虫」柴野民三
虫に涙があるだろか
虫の母さん死んだとき
虫の子供は泣くだろか
どんなちいさな涙だろ
虫がどっかで泣くところ
一ぺん見たいな僕ひとり

080718
「蜂と神さま」金子みすゞ
蜂はお花のなかに、
お花はお庭の中に、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに、そうして、そうして、神さまは、
小ちゃな蜂のなかに。

080722
「飲食に性顕はるる大暑かな」安東次男
「おんじきにしょうあらわるる」と読みます。不味いもの(カルノにとって納得しか
ねる食事)を食するより空腹を選びます。暑気払いには天祥(宮崎市)・わがや(日
南市)の地鶏に焼酎「池の露」(熊本天草)がオススメ!

080724
「それらしき匂いしてをり鰻の日」桂 信子
*宮崎の西都はウナギが有名です。やはり「入船」でしょう。オススメコースは少し
早めのお昼をウナギ、木城町の「えほんの郷」によって高鍋のカキを晩御飯、これ最
高!

080726
「少年の日日つつがなきズッキーニ」久保純夫
*つつがとは、恙と書いて「病気などの災難」のこと。確かに少年時代の夏休みは、
暑い、スイカ、カブトムシの毎日で「恙なき日々」でした!

080728
「夏は来ぬ」五番 佐佐木信綱
さつきやみ蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ
*日南は早くも稲刈りが始まりました。

080730
「浜辺の歌」1番 林 古渓
あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ しのばるる
風の音よ 雲のさまよ
よする波も かいの色も
*頭は「朝に浜辺を」の意味なんですね!

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◆ご案内・お知らせ
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**お知らせ 10/19日曜日に福岡市でポスターセッションします。

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C L U B N I C H O L A M a i l M a g a z i n e  H A N A M A R U M a i l
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