ハナマルメール

配信日
2008/02/13
Subject
No.063 『銀椀裏盛雪』



ハナマルメール
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ナロンズ・サクセス・サイクル


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人生をより楽しむ情報満載!  CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.063 2008-02-13 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
  宮崎県日南市あがた東 桜歯科
  趣味 旅・茶・ワイン
  詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/essay/mono/mono27.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思います
が)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメール
です。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それともう一つ、
気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この
辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もど
すというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より)
  コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が
人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!! 

 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。

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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
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◆ ハナマルコラム
   スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
◆ オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ハナ通信
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
◆ ヒロシの酒部屋(さけべや)
◆ 笑進日記
◆ ご案内・お知らせ

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No.063『銀椀裏盛雪』

 今年の冬はかなり厳しい寒さです。今月の茶室(お茶の先生のご自宅)に掛けてある
軸は「銀椀裏に雪を盛る」です。ぎんわんりにゆきをもる、と読みます。意味はネッ
トで検索して下さい(カルノには解説できませんー苦笑)。解説の一つの手助けとし
て、次はなかなかです。
http://www.genyusokyu.com/essay05/text06/ifeel_06_winter.htm

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◆ハナマルコラム No.053
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「体験するという価値」

 先日、お茶の稽古での話。今月末、小学校六年生に日本文化に触れるというイベント
の中でお茶の手前をすることになりました。その日は、まず鵜戸神宮(うどじんぐう)
で雅楽を鑑賞して昼食をとったあとに、小生がお茶を出すというスケジュールです。
このことをお茶の先生に話したところ、次のような話をされました。
  『お茶は、無の状態、つまり何もないところ(道具の置いてない畳)に道具をだして、
手前して、道具を片付けるため最後はまた何もない。お茶を頂くというのは、モノを
得るのではなく、体験である』というような話でした。言いかえれば「形としては残
らない体験に価値がある」とも言えましょうか。これを聞いて、すぐさま頭の中でこ
の言葉と自分の仕事が、スパークしました。
  「ムシ歯予防」言い換えれば「生えたままの状態を保つこと」は、お金をいくらいく
ら出して、もの(形ある物、商品)を買うことではないのです。六歳頃から生えてく
る大人の歯(永久歯)を、一生、生えて来た状態に保つこと(ムシ歯にならないとい
う体験)に価値があるということです。
  陶器の歯が一本十万円とか、インプラント一本何十万とか言う話ではないのです。現
状は名前のみの永久歯を、真に生えて来た時からその人が死ぬまで(その人にとって
の永久)、生えて来た状態に保つことが歯科医師の大きな大きな仕事の一つです。い
や、これは歯科医師の使命であると思います。

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◆オススメミッケ!
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オススメミッケ029
「さとなおさんのホームページ」
http://www.satonao.com/

 この方のホームページにかなり昔より毎日訪問しています。「まあ、ともかく凄い!」
のひと言!絶句します。1995/8/20スタートのこのサイト、アクセス数が今や22700
000ヒットを超えています。個人サイトですよ!
  東京で一度晩ご飯を、ご一緒したこともありますが、いやはやご本人はサイト以上に
迫力とひろがりのある方です。カルノメモや拙サイトのトップページリニューアルは
さとなおさんのマネです。特に先日(08/2/6付け)のさなメモ「ボクがよく見る動
画」は感動ものでした。「Free Hugs Campaign」は途中から目がウルウルです。兎も
角、一度訪問してみて下さい。本当に凄い人ですから!!!

「ボクがよく見る動画」はこちら   
http://www.satonao.com/archives/2008/02/post_2184.html

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◆ハナ通信
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ハナ通信064
「牡蛎にレモン滴らすある高さより」 正木ゆう子

遊=「クスリの壺」
  冒頭の句を見た時に、まさしくと膝を打ちました。何気なくしている日々の所作は、
自分には見えないものなのですね。
  さて、笑い療法士として日々笑進しています。その中で次のような命題をカルノ自身
に与えました。「日常的に自分の笑顔を作るためにはどうすればよいのか?」そこで、
思いついたのが「ナロンズ・サクセス・サイクル」の応用です。このサイクルは、1:
SUCCESS成功→2:CONFIDENCE自信→3:MOTIVATIONやる気→4:ATTEMPT試み→1:SUCCESS成
功→となります。
  そこで「クスリの壺」! クスリとは薬にあらず、クスッと笑うの「クスリ」です
(小笑)。このクスリは1の成功のところに位置します。すなわち1:クスリ→2:クス
リの壺を満たす(笑いの自信をつける)→3:クスリをのむ(笑い療法士としてのやる
気)→4:クスリを処方する(療法士としての活動)。以下詳述。
1:「クスリ」?これは、昨年末大分出張の際、移動中にiPodで落語を聴いていてひら
めきました。落語の名場面(思わず笑ってしまうところ)は、何度聴いても笑えます。
暗記するほどに聞いていても、やはり笑ってしまいます。このように、思い出すと必
ず笑える記憶が「クスリ」で、いろいろなクスリが考えられます。落語、楽しい思い
出、小説の一節、都々逸、CM、セリフ等々、その人それぞれの「クスリ」があると思
います。
2:「クスリの壺」(自信)?落語をきいたり、小説の中に見つけた「クスリ」をこの
クスリの壺に貯めていきます。この貯める作業は随時、常時、行います。
3:「クスリをのむ」(やる気=笑い療法士のスイッチオン)自分自身を笑顔にして、
笑い療法士のスイッチオン!
4:「クスリの処方」(実行=相手にクスリの処方をする)療法士として、相手の方に、
「クスリを処方してあげる」。相手の状況に応じてきちんと処方することが肝要。
  クスリの壺を、いろいろな「クスリ」で溢れるほどに満杯することがまず必要です。
はい、カルノも笑進中です。早速、クスリの材料(落語など)の収集も開始します。

ナロンズ・サクセス・サイクル(ハナマルコラム No.041)はこちら
http://www.connote.co.jp/hanamaru/back/column/009.htm

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◆今月のひと言
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)

オープンカレンダーについて http://open-cal.jp/

2月のひと言
「あっという間の逃げる月」
「うすぐもり都のすみれ咲きにけり」室生犀星

3月のひと言
「去る月は三月」
「朝風呂にうぐいす聞くや二日酔」松岡青蘿(せいら)

ハナ言葉アーカイブ
http://www.connote.jp/hanamaru/back/hanakotoba/

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◆ヒロシの酒部屋 No.009
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「行き着くところ」
(写真はホームページアップ時に掲載します)

 先日、NHKの番組の中で、82歳の寿司職人「小野二郎」さん(写真1)が出演され
ていました。三ツ星を取られたという事で、話題になっている様ですが、彼の穏やか
な顔の表情が脳裏から離れません。(写真1)この穏やかさ、謙虚さ、そしてさらな
る探究心!

 私の場合、物造りではないけど、酒屋としてこの先何か、行き着くところがあるのだ
ろうか?と思ってしまいました。ただ最近、大保さんという繊細で透き通ったやはり
寿司職人さんに出会いました。こんな方に出会うと、まだ酒屋20年ぐらいですが、
この仕事も捨てたもんじゃないなと思います。彼のお寿司をいただくと何か優しさに
包まれると言うか、居心地がいいのです。初めての心持ちでした。それは酒屋の特権
として、彼の人柄も含めて仕事の裏側を見ているので、彼の寿司を全てを感じながら
楽しむ事ができるからでしょう!その上、たぶん、私に対して少なからず、気持ちが
入っているだろう!と思います。彼もまた穏やかな優しい表情をしています。
  (写真2)先日福岡の「杜の蔵」という日本酒の蔵を訪問してきましたが、右側がこ
の度名誉ある叙勲を賜った杜氏の末永さんであります。71歳でありますが、まだま
だ現役で衰え知らずという感じです。末永杜氏もまた、穏やかな表情をされています。
ここの日本酒の酒質も表向きはとても繊細できれいな味筋ですが、奥には力があり、
とても懐のある酒です。杜氏の人柄そのままという気もしますが!ただその中でも3
年前に造られた無農薬の山田錦の純吟をその時、杜氏にこそっとタンクから試させて
いただきましたが、今でもその感動を鮮明に覚えています。  
なぜならいままでこの蔵に感じていた酒質とは別物で表に高いレベルの力強さがあっ
たからです。その時からなかなか聞けなかった疑問を今回、やっと聞く事ができまし
た。それは原料の酒米が良かったからですか?杜氏曰く「もちろん!ただその原料を
最大限活かすために酸が強めの造りをしたけど!」
 
  そういえば、後日、奄美の黒糖焼酎の蔵元「富田酒造場」の富田さんと電話で話した
時、やはり原料の黒糖の話になりました。徳之島産の黒糖を使っている「まーらん舟」
という焼酎がありますが、造り始めてこの3年の出来が毎年レベルアップしています
ねと尋ねると、謙虚にも原料の黒糖がすばらしいからだと!ただもちろんこんな味に
したいというイメージも持っているし、たとえば海に近い所の黒糖を使えば、アイレ
イのスコッチの味の特徴である塩気を含んだ海を感じる味になるのではと思ったりは
すると!遊び心も十分ですが、富田さんの電話口での声もとても優しく感じました。

 物造りは結局、行き着くところは、人であり、素材なのかな!?私もまたしばらく純
粋に取り組んでみようと思っています。

筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1977年鹿児島県立甲南高校卒業。1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式
会社入社。1987年三共株式会社を退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、デ
ィスカウント店としてスタート。1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。

岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm

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◆笑進日記 No.015
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「情けは人のためならず」

「27年前のお礼」
  私事で恐縮ですが、まずは次のメールをお読みください。一部、名称はかえてありま
す。

『思いがけなく先生とお会いできて大変うれしかったです。
私は、鶴丸高校で先生の1級下の学年です。九歯大を受験に行ったところ、学生会か
何かの受付をしておられた先生が母校の制服に気づきお声をかけていただきました。
確か体育館そばの下宿で昼食をごちそうになり、あれこれとアドバイスを頂き、初対
面にもかかわらず親切にしてくださり、お世話になりました。試験後、先生にきちん
とお礼を述べたかどうかも定かでありませんが、ずっと感謝しながら気になっており
ました。

 その後、残念ながら九歯大は滑り、○歯大に進学しました。卒業後、市立病院に勤務
中に、縁があり○○先生のところでバイトする機会を得、○○歯科に3年後常勤で雇
っていただきました。勤務医時代に○山先生や、山○先生とご一緒しました。その際、
○山先生にこのエピソードをお話したところ同じ下宿だった河野先生だとわかり、先
生のお噂もいろいろお聞きしましたが、その後日南で御開業されたと聞いていました。

 土曜は○○先生の門下生が月に1回集う勉強会の飲ん方でしたが、魚福で先生にお会
いできるとは私にとっては思いもよらない想定外のうれしい出会いでした。○○市に
平成5年に開業して現在にいたっておりますが、今後とも機会がありましたら、御指
導下さい。
先生とまたお会いして今度は盃を交わしたいです。
お近くに来られましたら27年前のようにお声かけ下さい。
本日、○○の五郎そばを送りました。お召し上がり下さい。
大変遅くなりましたが27年前のお礼です。』

 このメールを頂いた時に、涙しました。実は、今回お会い(再会)したときは、全く
と言っていいほど記憶にありませんでした。大学時代、ラグビー部に所属していたた
め、春先は練習で大学のグランドをうろうろしていました。確かに、後輩や元同級生
が受験に来たという記憶はありました。
  数日後、もう一つのことに気がつきました。この先生は、迷わず小生の所に来られま
した。ということは、カルノは27年前と大差ない?(喜)。
  「喜ばれることの喜び」まさしく笑い療法士に必須の考え方ではないでしょうか。

 

「サプリメール睦月」
サプリメールも二月末で二年目に入ります。
080104
「一月一日」千家尊福(せんげたかとみ)
初日のひかり さしいでて、
四方(よも)に輝く 今朝のそら、
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊(とう)とけれ。
*「年の始めの・・」で始まる歌の二番です。今年もサプリメールをよろしく!
080107
「春の七草」芹(せり)薺(なずな)御形(ごぎょう) はこべ 仏座(ほとけのざ)
菘(すずな)蘿蔔(すずしろ)*七草粥は年末年始で不足したビタミンなどを補給す
る知恵だそうです。(はこべの漢字は表示不可でした)
芹レタスセロリパセリよ血を淨(きよ)めよ 山本左門
080109
「干支」(えと)*本来、干支とは十干十二支のこと。十干(じっかん)=甲乙丙丁
戊己庚辛壬癸(こうおつへいていぼきこうしんじんき)。十二支=子丑寅卯辰巳午未
申酉戌亥。*ちなみに子(ね)はネズミの「ネ」ではありません。
080111
「睦月は春」*広辞苑に睦月は春との表示。陰暦の春は1月2月3月。太陽暦では3月4月
5月。中国では立春から立夏。日本では春分から夏至。そう言えば正月のことは新春!

080115
「牡蛎にレモン滴らすある高さより」正木よう子 *昨夜平戸産の焼き牡蛎に舌鼓を打
ちました。もちろん美味!!レモンも同じ動作で!(滴らす=したたらす)
080117
「一汁と一菜と寒卵かな」清水基吉 *寒卵が御馳走であったとは。しかしカルノ少年
時代は確かに卵は御馳走でした。
080121
「後悔することはない」澤木興道
なんにも後悔することはない。
自分が負ければ向こうが勝つ。
神様から見れば同じことだ。
(「自分を救うことば」より)
080123
「天を相手にせよ」西郷隆盛
人を相手にせず、天を相手にせよ。
天を相手にして、己を尽くして人を咎めず。
我が誠の足らざるを尋ぬべし。
(咎=とが。「自分を救うことば」より)
080125
「生きることは享受すること」レヴィナス
生きることは/何かを享受して/生きることである。
(享受=精神的にすぐれたものや物質上の利益などを、受け入れ味わいたのしむこと。
「自分を救うことば」より)
080128
「探梅=たんばい」冬に山野に出かけて早咲きの梅を探り、近づいて来た春の便りを
たずねること(「心に遺したい季節の言葉」より)
探梅や枝の先なる梅の花 高野素十
080130
「如月・衣更着=きさらぎ」ご存じ、陰暦二月の和名です。寒さを防ぐために衣(き
ぬ)をさらに着重ねするからとの説が有力とか。(「心に遺したい季節の言葉」より)

きさらぎや火燵(こたつ)のふちを枕本 服部嵐雪

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◆ご案内・お知らせ
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お知らせ1=3/2(日)に神戸で話をします。ネコの会です。詳しいことはこちら
http://leo.or.jp/Dr.okazaki/neko/neko.html

お知らせ2=ナビデンチャーライブin福岡を4月より開催いたします。日程は4/12-
13(土日)5/31-6/1(土日)6/21-22(土日)です。興味のある方は、メールを。

 

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