ハナマルメール

配信日
2007/10/5
Subject
No.059 『曼珠沙華』



ハナマルメール
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人生をより楽しむ情報満載!  CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.059 2007-10-05 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
  宮崎県日南市あがた東 桜歯科
  趣味 旅・茶・ワイン
  詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/essay/mono/mono27.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思います
が)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメール
です。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それともう一つ、
気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この
辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もど
すというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より)
  コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が
人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!! 

 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。

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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
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   ハナマルコラム
   スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
◆ オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ハナ通信
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
◆ ヒロシの酒部屋(さけべや)
◆ 笑進日記
◆ ご案内・お知らせ

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No.059『曼珠沙華』

暑さ寒さも彼岸までとは言いますが・・今年は違いますね(汗)。それでも彼岸花は
咲きます。

ぶすぶすと一ノ矢二ノ矢曼珠沙華 高畑浩平

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◆オススメミッケ!
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オススメミッケ025
月刊「致知」11月号
致知出版社のホームページはこちらへ
http://www.chichi.co.jp/outline.html
小生の記事が載りました!

「耕不尽(耕せども尽きず)」
この言葉は、私が二十代後半の頃に、いまは亡き鹿児島・南洲寺の完道和尚からいた
だいたものです。二つの意味が込められていました。
  一つは、幅広くかつ奥の深い人間になりなさいということ。もう一つは、仕事や研究
には限りがないということ――。
  和尚の禅寺へ毎週末坐禅に通っていた私が、歯科医院を開業するため故郷の宮崎・日
南市に帰る時でした。これからの指針として手渡してくださったのです。二十年近く
が過ぎ、仕事の奥深さを知るにつけ、和尚の教えがひしひしと実感されます。
  私が歯科医になったのは桶職人だった祖父の影響があります。手足を器用に使い桶や
樽を仕上げていく姿に、幼いながら憧れていました。そして大学受験にあたり将来の
進路に悩んだ時期、祖父のことが脳裏に浮かびました。応用化学分野にも魅力を感じ
ていましたが、結局、最後は“手仕事”への魅力を禁じ得ず、歯科医の道を選びまし
た。
  歯科医になり、栃木や福岡、鹿児島での勤務を経て平成二年に開業しましたが、手仕
事に対するこだわりは、その後も強くありました。そうした中、幸運にも“ものづく
り”をしている方々にインタビューをする機会を得られたのです。
それまで私が入れ歯に関するエッセイを連載していた歯科技工士向けの業界誌の編集
の方が、次の企画案を自由に出すよう声を掛けてくださいました。そこで「ものづく
り 名手名言
」という連載を提案させていただきました。
  ものを作ることにこだわり、こよなく愛している方たちから、“ものづくり”の楽し
さ・厳しさ・難しさなどを伺い、読者である歯科技工士や歯科医の方々に共感してい
ただければと考えました。また、自分自身の仕事観にも役立てることができるに違い
ないと思ったのです。
  この連載は平成十二年にスタートし、足掛け三年、全二十六回に及び、私自身がぜひ
お会いしたいという方を訪ねました。まさしく“ものづくり”をするかのように、段
取り、インタビューから原稿執筆、写真撮影まで自分でこなしていきました。
  興味あることには、積極的に行動するよう心掛けている私です。偶然覗いた陶器店の
片隅に存在していた木の椅子に強く惹かれた時も、早速店主に名前と住所を聞き、数
日後には椅子の作者のもとへ足を運んでいました。仕事場は木の香りに満ちており、
祖父の仕事場と同じ懐かしい匂い。牧師さんのような雰囲気のご本人にも惹かれ、そ
の後取材をさせていただきました。
  他にも日本の伝統工芸の第一人者の方からフランスのワイン醸造家の方まで、三十数
名にわたる方々から貴重なお話を伺いました。皆さんそれぞれの分野でご活躍ですが、
順風満帆に来られた方は一人もいらっしゃいません。しかし高い志のもと、自助努力
を惜しまずにそれぞれの道を極め続けておられました。
仕事には限りがない――という和尚の教えをますます深く感じるようになっていきま
した。
  こうして“ものづくり”の方々に触発され、歯科医としての自分の仕事をさらに追求
したいと思うようになりました。開業以来自分なりに工夫改善してきた診療システム
を本格的に構築し、役立つものは他の歯科医にも伝えていこうと考えました。そこで
平成十六年に会社を立ち上げ、歯科医療のコンサルティング業務も開始しました。
  多くの人が食べる・話す・笑うことを存分に楽しみ、「生」の喜びを味わうことがで
きるよう、歯科医院として何ができるか……。ある時、ムシ歯になってから治療する
というマイナスの状態をゼロに戻す後手ではなく、天然歯の価値を保ち生かす先手の
仕事があることに気がつきました。天然歯という「天賦の才をのばす」、マイナスに
陥ることなくプラスの領域においての歯科医療です。
  このマイナスからプラスへの発想の移行ができたのは、今年福岡で開催した六回コー
スセミナーの五回目を準備している最中でした。私自身、セミナーを始めた時にはこ
のような発見をするとは想像だにしていませんでした。ここでも歯科医療の奥深さを
実感……。受講された歯科医の方々からも「目から鱗」と反響をいただき、目指す方
向性の正しさを確信できました。
  歯は身体の他の部位に比べ、手入れ次第で状態を安定させることが容易です。削らな
い歯科医療を実現するには、早期発見・長期観察の視点が不可欠。美容院や理容店の
ように当たり前に、さらに喜んで通ってもらえるような診療体系・医院づくりを進め
ていこうと考えています。それには、ムシ歯治療や予防処置に加え、ホワイトニング
や口のクリーニングなども積極的に取り入れています。「あいててよかった」ではな
く、「あ、いってよかった」と思っていただけるような、健康産業・溌溂産業として
の歯科医療。これまでの試行錯誤の末、ようやく一生を懸ける使命としての仕事が具
体的に見えてきたように感じます。
  これまでの様々な経験を振り返ると、勇気を持っての最初の一歩がいかに大切である
かということを実感します。「興味あることはとにかくやってみる」。そうすること
で、不得意なことであっても二歩目が続き、結局辿り着いたゴールは当初予測した地
点を遥かに超えているように思います。さらに新しい展開にも繋がっていきます。
  自分の想像を超える、耕せども尽きない人生――。これからも前向きに自分らしい生
き方を貫きたいと思います。
(かわの・ひでき=歯科医師)

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◆ハナ通信
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ハナ通信063
「新米のひかり纏いて炊きあがる」 青木規子

遊=BRUSH YOUR SENSE !
  新米の季節になってきました。日南では台風などを考慮して、お盆(盂蘭盆)前には
出回ります。時期はさておき、やはり新米は美味しいモノです。掲句は「しんまいの
ひかりまといてたきあがる」と読みます。このような句に出会うとそのセンスの良さ
に感心させられます。「ひかり纏いて」まさしくその通り。湯気を押しのけるような、
熱々ご飯の光が目に浮かびます。
  さて今回のタイトルは「センスを磨こう!」これは担当する小学校へ提案として考え
ていることで、学校における歯ブラシ時間・歯ブラシ方法に関するアイデアです。お
そらく多くの小学校で、昼食後に歯ブラシの時間が設定してあると思いますが、子ど
もたちはしっかり磨くでしょうか?本心は一秒でも早く遊びたい!のだと思います。
そこで、次のようなことを考えました。『一時間目が始まる前にそれぞれ自分の机で、
軽快なポップスを聴きながら、歯を磨く』仮に登校すべき週を年間40週とすると、週
毎に曲を変えれば40曲のポップスを耳にしながら磨くことになります。記念すべき第
一曲目にはハッスル隊のテーマソング、ヴァン・マッコイの「The Hustle」を考えて
います。登校して始業前に軽快な音楽にのって歯を磨く。口をすっきりさせてから一
時間目を始める。ちょっとわくわくしませんか?Brush your teethのteethをSENSEに
変える!これぞまさしくいいセンス(自画自賛・笑)!

食=Tete テテ
  日南市の南隣、南郷町にあるカフェです。小さな看板を目印に国道から細い山道には
いり、車を停めて庭を抜け、扉を開ける頃には期待に胸は膨らみ、口の中は唾液で・
・。料理はもちろんのこと、お店の佇まい、店内の雰囲気、店の方とのおしゃべりと
フルコースでセンスの良さを堪能できます。カウンターに並ぶパンやケーキはお土産
にもオススメ!串間に向かって榎原神社を過ぎ、柿の木茶屋から数分で右手に看板が
見えます。
テテ tel 0987 68 1477

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◆今月のひと言
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)

オープンカレンダーについて http://open-cal.jp/cal/

10月のひと言
「紅葉 夕暮れ 秋深」
「秋深き隣は何をする人ぞ 松尾芭蕉」
11月のひと言
「霜月 初霜 初氷」
「いちまいの皮の包める熟柿かな 野見山朱鳥」

ハナ言葉アーカイブ
http://www.connote.jp/hanamaru/back/hanakotoba/index.htm

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◆ヒロシの酒部屋 No.005
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「芋焼酎のミシェル・ロラン」
  (写真はホームページアップ時に掲載します)

 9月、フランスにおいても葡萄の収穫が始まり、ワイン造りがスタートする。同様に
ここ南九州においても芋の状態が良い9月から12月まで焼酎造りが行われる。その
中で昨年から究極の芋焼酎を造るために生まれた蔵がある。熊本の天草酒造である。

 これはこの蔵から見た朝日であるが、澄んだ空気、甘くおいしい水、まさに雄大な自
然に囲まれた焼酎造りに没頭できる環境がある。そこにワインで言えば、ミシェル ロ
ラン的存在の指導者がいる。彼は4つの蔵を渡り歩いて全ての蔵を甦らせてきた。普
通の杜氏は自分の経験して覚えてきた造りをどの蔵に行ってもするだけだが、彼の場
合はその蔵にとって一番良い味を出す為の最大限の努力ができる。それは味覚が良い
からである。残念ながら、他の杜氏にはその才能はない。

 手前が若き杜氏(30歳)と右側がその指導者である。造りの全てが手造りなのでほ
んとに極少量生産で大変な作業であるが、この若き杜氏は純粋に手抜きもせず逆に楽
しみながらやっている。今年は2年目の造りなので全ての工程においてより丁寧にや
っている。

  麹用の米を蒸す甑蒸し器。
 
  とにかく、全てに手を使う。
 
  もちろん麹造りも手麹です。手麹の良さは味のきめの細かさに出てきます。
 
  これは原料の芋の黄金千貫です。外側の色の濃い部分が味のうまみを出し、真ん中の
部分がふくよかさを出してくれます。濃い部分が多いと甘みだけのしまらない味にな
ります。その事もしっかりと芋農家に要望しています。
  醪の発酵温度を下げる時の冷却水の温度も地下水と同じ20℃に設定し、なるべく醪
にストレスを与えない様にしています。その分、温度が上がりやすいので対応に手間
がかかります。

 これは蒸留前日の醪の状態ですが、香りに濃厚な甘みを感じました。これだけの良い
醪を造らなければ、よい焼酎になりません。
 
  蒸留で垂れてきていますが、これを試飲してよくわかりました。先程の醪そのものの
味が垂れてきていました。
 
  これは、2基の蒸留機です。まず、この指導者のすごいところは、蒸留され、垂れて
きた焼酎を試飲する事によって、蒸留機を調整する事が出来る事である(真ん中の蒸
留機)。またより良い味を造るためのチャレンジ精神がすばらしい。それが右の直火
蒸留機を使う事であるが、この蒸留機はやっかいで醪そのものが焼酎になるので、造
りの途中で手抜きがあればそれがそのまま、味に反映される。まさに造りの真剣勝負
である。そこまで造り手と自分を追い込み、イメージしている究極の味を目指す。
  まだこれで最後ではない。小さなタンクに集められた焼酎を最大限にうまみを残し、
仕上げていく。つまり、寒い時期に表面に浮いてくる悪い油はすくい取りで除き、う
まみ(良い油)を味にのせていく事がとても大事な仕上げの作業となる。この作業は、
いままでの経験と味覚の良さがないと出来ない。これが出来る蔵は残念ながらほとん
どないのである。
  彼の求める味は、もちろん蒸留酒としてのバランスの良さの上に
  1、きめの細かく 2、ふくよかで 3、コクがあり
  4、とろみがある焼酎である。
  この2年目の造りでさらに理想の味に近づいている様に思う。
 

筆者紹介 ヒロシとは?
岡山 宏 おかやま ひろし
1982年熊本大学工学部合成化学科卒業後、三共株式会社入社。1987年三共株式会社を
退社し帰鹿。岡山酒店後継。1990年店舗新築後、ディスカウント店としてスタート。
1997年月酒専門店として再オープン。現在に至る。
岡山酒店
〒890-0054 鹿児島市荒田1-16-28 電話099-254-4784
http://www.connote.jp/essay/mono/mono25.htm

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◆笑進日記 No.011
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「サプリメール長月」
0070903
雲 山村暮鳥
おうい雲よ/ゆうゆうと/ばかにのんきそうじゃないか/どこまでいくんだ/ずっと
磐城平のほうまでいくんか
*見ている方ではなく、雲になりたい!
0070905
星 千家元麿
溢れこぼれるやうな星だ
或るところには群れて沢山
或るところには一つ
0070907
天 山之口貘
草にねころんでゐると/眼下には天が深い/風/雲/太陽/有名なもの達の住んでゐ
る世界
0070910
「パスタにも茸いろいろ山日和」 鞠絵由布子
茸=きのこ 山日和=やまびより
*昨日熊本市でおいしいパスタを食べました(喜)上通りのフェデリコ
0070912
「栗羊羹切り口栗にゆがみけり」 上野澄江
*先日、お茶の稽古の時の棹物は雁来紅(がんらいこう・明石屋製)でした
0070914
「初秋刀魚海の青さを滴らす」 杉崎 澄
*秋刀魚大好きのカルノお薦めは、焼秋刀魚にトスカーナ産オリーブオイル!
0070918
「故郷の空」夕空晴れて秋風吹き/月影落ちて鈴虫鳴く/思えば遠し故郷の空/ああ
わが父母いかにおわす 大和田建樹作詞
0070920
「里の秋」あかるいあかるい星の空/鳴き鳴き夜鴨(よがも)の渡る夜は/ああとう
さんのあの笑顔/栗の実食べてはおもいだす 斎藤信夫作詞
0070922
「夕焼小焼」中村雨紅作詞 子供が帰った後からは/円い大きなお月さま/小鳥が夢を
見る頃は/空にはきらきら金の星
0070925
「名月や月の名所は月にあり」 大伴大江丸
*今夜は仲秋の名月、ただし満月にあらず。満月は27日。三夜連続で楽しめますね
(喜)
0070927
「名月を取てくれろとなく子哉」 小林一茶
*今夜が満月。なく子は一茶の一人娘のさと女。日南は三夜連続堪能できそう!
0070928
「月よりも雲にいざよふこころあり」後藤比奈夫
今夜は十六夜。月と一緒に夜散歩してみます。

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◆ご案内・お知らせ
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お知らせ:
1-イケメンセミナin福岡のフォローアップと第二期の説明会を兼ねた
セミナーを今秋10/28日曜日に福岡天神ビルで開催いたします。内容は第一期(2007
.01-07)の総括的な内容に若干のC2.0に関する新しい内容を加味いたします。対象は
第一期受講生の方々と第二期に興味を持っていらっしゃる方です。会場の都合で30名
がリミットとなります。今日現在半数近く席が埋まりました。残り15席です。予定で
は10時から14時頃まで、途中お昼を食べながらの雑談・ディスカッションも面
白企画です。

イケメンセミナー「New Dentist's Style」
2007/10/28 日曜日 10:00-14:00(予定)昼食あり
場所:福岡市中央区天神2丁目12-1 天神ビル(一階にJTB、レンガのビル)
受講料 既受講生3000円 未受講生5000円
参加ご希望の方は sacra@connote.jpにメール下さい。

 

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C L U B N I C H O L A M a i l M a g a z i n e  H A N A M A R U M a i l
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