| 配信日 |
| 2006/8/25 |
| Subject |
| No.041 『処暑』 |
（クリックすると大きな画像が見れます）
創作料理 榊（さかき）
店内の様子
コリコリホルモン焼き |
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人生をより楽しむ情報満載！ CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.041 2006-08-25 sacra@connote.jp
発行人：カルノ（河野秀樹〈かわのひでき〉）1961年生まれ 歯科医師
宮崎県日南市あがた東 桜歯科
趣味 旅・茶・ワイン
詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/essay/mono/mono27.htm
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いちにち、お疲れさまでした（朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思います
が）。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメール
です。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それともう一つ、
気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この
辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もど
すというか、何回転かゆるめるのだ」（五木寛之「知の休日」より）
コンテンツは「アントレプレナー的（起業家精神を持つ）な若き心を持つ歯科医が
人生をより楽しむためのエナジーサプリ！」。もちろん歯科医でない方もOK！！
あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。
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C O N T E N T S （◆のついたタイトルが今号の内容です）
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◆ ハナマルコラム
スターブックスカフェ（オススメ本紹介のカフェです）
◆ オススメミッケ！（カルノが見つけたいろんなオススメ）
ハナ通信
◆ ハナ言葉（オープンカレンダーユーザーの方、バースデーメールにどうぞ）
◆ 今月のひとこと（オープンカレンダーのユーザーの方へ）
挨拶メール（サバメール）
◆ ご案内・お知らせ
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No.041『処暑』
暑さも和らぎ、新涼が間近い日とされています。日南では朝夕、結構新涼を感じます。
田圃の多い田舎ならではの夏の終わりです。
朝夕がどかとよろしき残暑かな 阿波野青畝
もうひとつ新涼の句を。
新涼や豆腐おどろく唐辛子 前田普羅
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◆ハナマルコラム No.033
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「10年プロジェクト」-The Decade Project 02
「hospitality-ホスピタリティ」
先日「トヨタ・レクサス惨敗」という本を読みました。サブタイトルが「ホスピタリ
ティとサービスを混同した重大な過ち」とあります。今回は「ホスピタリティ」につ
いて考えてみましょう。ご存じのように「hospitality/hosipital」などは同じ語源で、
主人が客をもてなすという意味があります。最近、いろいろな分野で耳にするように
なりました。
この本の第二部「ホスピタリティ経済の時代」には、まず「マクドナルドとフォーシ
ーズン椿山荘」の見出しで次のようなに書いてあります。
「サービスとホスピタリティとはプリンシプルがまったくちがう。まず、そこを整理
しよう。サービスとは誰がきても同じことを提供することである。たとえば、マクド
ナルド店で会社の仲間の差し入れ用にハンバーガーを10個注文すると、カウンターの
人間に、「お店で召し上がりますか、お持ち帰りでしょうか？」と必ず訊かれる。
「一人でそんなに食うわきゃないだろう」と文句をつけたくなるが、これはマニュアル
なのだ。客の状態を無視して、丁寧に誰へだたりなく平等に決まり文句を言い続ける
のがサービスなのである。かたやホスピタリティは人によって対応が違ってくる。サ
ービスは一対多数、ホスピタリティは一対一。サービスはコンテンツを提供する。コ
ンテンツの種類が多ければ多いほど選択可能性が開かれるワケだから、それは優れた
サービスとなる。だから、マニュアルにないサービスはできない。しかし、ホスピタ
リティはコンテンツよりもコンテクスト、つまり、その場の状況、文脈が大切なため、
マニュアルどおりにはいかない。選択余地はないといっていいだろう。「一切ノーと
言わない」のがホスピタリティのプリンシプルだから、なんらかのやり方で遂行しな
ければならない。」（146頁から）これを読めば読むほど、私たちの仕事と重なってき
ます。
「モノが売れなくなって起きていることは、もはや量産の社会づくりをなしてきたフ
ォーディズムやケインズ主義的な消費空間が充足され、それが終焉してきたことを意
味する。新たなプライベート化の多様性に応えていく経済が必要とされているのだ。
新たな次元、地盤に経済がつくられていく、その基本となるのがホスピタリティであ
る。決してお金持ちのためだけのものではなく、人それぞれに応じたホスピタリティ
が生まれる。資本・ホスピタリティ経済が働く新たな「場所」において、それぞれの
顧客がつくりだされていく。そこには膨大な経済の場が用意されており、固有にホス
ピタリティをものにした企業だけがその成果にありつけるといえよう。」（168頁から）
これを読みながらふとブリア・サヴァランの名著「美味礼賛」の一節を思い出しまし
た。
『なお特に注意すべきことは、グルマンディーズを目的とする工業は、一方において
最も大きな財産の上に立ち、また一方において毎日生まれ出てやまない諸要求の上に
立っているだけに、それだけ大きな利益をあげているということである』「美味礼賛」
（197頁から）この美味礼賛は約180年前に書かれています。ブリア・サヴァランの先
見の明はすごいと言うべきか、ホスピタリティ経済という考えは美食において、180年
前から既にあったと理解すべきなのでしょうか。
さて、この「トヨタ・レクサス惨敗」の終わりで次のように言い切っています。
「21世紀はホスピタリティ経済の時代だと本書で述べてきた。生き残るのはエンド・
ユーザーのプライベートなライフに「快」を提供できる企業である。」（229頁から）
「ホスピタリティはコンテンツよりもコンテクスト」
「決してお金持ちのためだけのものではなく、
人それぞれに応じたホスピタリティが生まれる」
「プライベートなライフに「快」を提供できる」
「10年プロジェクト」に、これらの考えをしっかりと入れていきます。
「10年プロジェクト」-The Decade Project 01について
http://www.connote.jp/hanamaru/new.htm
参考文献
「トヨタ・レクサス惨敗」 山本哲士・加藤 鉱 ビジネス社
「美味礼賛」 ブリア・サヴァラン 岩波文庫
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◆オススメミッケ！［No.020］
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「創作料理 榊（さかき）-五感で味わう居酒屋」
この店は知る人ぞ知る居酒屋で、知る人に教えてもらいました。場所は宮崎市一番の
繁華街西橘通りではなく、大通り挟んで反対側橘通東にあり、知らない人は、前を通
っても気が付かないほど控えめな店構えです（待ち合わせの際はご注意）。しかしな
がら木の扉を開けて中に入るや否や「榊ワールド」に飲み込まれてしまいます。昭和
30年代の蚊取り線香の看板、40年代漫画ヒーローのオモチャ、50年代に全盛だったフ
ォーク歌手のレコードジャケットなどなど。目に入るものもさることながら、店内に
流れるのは1970年代から80年代のフォーク！！厨房の片隅にはレコードもズラリ。初
めて行った時に、思わず吉田拓郎の「たえこマイラブ」をリクエストしました。乾杯
して目と耳も「榊ワールド」に酔い始めた頃、マスターご自慢の創作料理が次々と目
の前に並びます。「コリコリホルモン焼き」「もやしと豚バラのタイ風炒め」「豚と
ニラあつアツ小鍋物語」メニュウを見ただけで唾が溜まります。ここのメニュウはマ
スターの気分によって（？）変わるので、食べたいと思ったら迷わず注文のこと。大
勢よりも、ワケあり二、三人の飲み会にオススメで、本当は教えたくない店No.1の店
です。
*写真は拙ホームページにアップします
榊 宮崎市橘通東2-6-9 電話0985-29-1556
夕方6：00から深夜12：00 日曜休
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◆ハナ言葉
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（オープンカレンダーユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい）
バースデーメールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm
++ 8/24-9/24
++ 8/24 おいらんそう 温和、協調、合意
++ 8/25 ひおうぎ 誠実、強い心
++ 8/26 へちま 悠々自適、剽軽な
++ 8/27 ふよう 繊細な美しさ、富貴
++ 8/28 ききょう 誠実な愛、気高い
++ 8/29 けいとう 色あせぬ恋
++ 8/30 リアトリス 燃える想い、律儀
++ 8/31 サルビア 知恵、家庭の徳
++ 9/1 リコリス 追想、深い思いやり
++ 9/2 チューベローズ 危険な快楽、魅惑的
++ 9/3 ひょうたん 夢、円満
++ 9/4 モントブレチア 楽しい思い出
++ 9/5 はまなし 映える美しさ
++ 9/6 みそはぎ 慈悲、意思の固さ
++ 9/7 くろゆり 恋の魔術、ときめき
++ 9/8 クジャクアスター 友情、美しい思い出
++ 9/9 きく 高潔、高貴
++ 9/10 しゅうかいどう 親切、丁寧
++ 9/11 むくげ デリケートな美
++ 9/12 こばんそう 興奮、金持ち
++ 9/13 たますだれ 潔白な愛、忠実
++ 9/14 ふじばかま 優しい思い出
++ 9/15 よめな 可憐、隠れた美しさ
++ 9/16 おりづるらん 集う幸福
++ 9/17 ふうせんかずら あなたと飛び立ちたい
++ 9/18 ほうせんか 正直
++ 9/19 つりふねそう 心をやすめる
++ 9/20 ひがんばな あなたを想う、感謝
++ 9/21 くず 成長、治癒、喜び
++ 9/22 せんにちこう 不朽、変わらぬ愛情
++ 9/23 ひよどりばな 清楚な心
++ 9/24 はぎ 柔らかな心、誠実
++
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◆今月のひと言
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（オープンカレンダーのユーザーの方へ）
オープンカレンダーについて http://open-cal.jp/cal/
9月のひと言
「運動会 秋刀魚 鰯雲」
「さんま焼くや煙突の影のびる頃 寺山修司」
10月のひと言
「名月 すすき お団子」
「小坊主と酒買ニ行くとんぼ哉 中村掬斗」
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◆ご案内・お知らせ
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お読み頂き有り難うございます。ご意見・感想をお寄せ下さい。
2004年12月15日に開花した拙ハナマルメールも41号を数え、拙ホームページ「connote」
へのヒット数も60000を越えました。感謝申し上げます。
第42号は9月8日頃です。
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