配信日 |
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2005/9/15 |
Subject |
No.020 『虫集く』 |
寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメールです。
好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。
「それともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より)
コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!!
あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。 |
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人生をより楽しむ情報満載! CLUB NICHOLA メールマガジン
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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.020 2005-09-15 sacra@connote.jp
発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師
宮崎県日南市あがた東 桜歯科
趣味 旅・茶・ワイン
詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/magazine/inter-v.htm
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いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思い
ますが)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマ
ルメールです。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それ
ともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわ
ないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこ
しもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休
日」より)
あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。
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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
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◆ ハナマルコラム
ハナ通信(1991年スタートの通信です)
◆ ハナ言葉(花メールユーザーの方、バースデーメールにどうぞ)
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
◆ スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ご案内・お知らせ
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No.020『虫集く』
むしすだくと読みます。夜長、網戸越しに虫の声を聞きながら床
につく時、田舎に住んでいる良さを実感します。偶然にも前回(新
涼や豆腐驚く唐辛子)同様普羅の句です。
虫なくや我と湯を呑む影法師 前田普羅
◆ハナマルコラム No.014
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タイトル「虫集く」にも書きましたが、田舎では「虫の音をあつめて星の
夜明けかな」という秋の夜です。ある時ふと気付きました。確かに虫の音は
美しく、たくさんの声が聞こえますが、そのベースにある環境はおそらく
「静寂」です。
ここだけの話ですが、仕事中(診療中)に流れている音楽に聞き惚れて
「何と、いい音なんだろうと」しばし手を休めて聞き入ることがあります(笑)。
理由を考えました。答えは、スピーカーやアンプの性能が良いというのでは
なく、診療室内や周りが静かであるということです。それからは可能な限り
機械音を減らすようにしました。さすがに、夏のクーラーの機械音は消せま
せんが、冬はアラジンの石油ストーブとデロンギのオイルヒーターで暖をと
るようにしました。 広い意味での雑音除去で、つい最近経験したことが梅
酒の濾過です。親が5年ほど前につくった梅酒を何気なく飲んでいました。一
升瓶の下の方には澱(おり)が沈んでいます。素人梅酒なので、こんな味だ
ろうと思っていましたが、ある時、ふと珈琲用のペーパーフィルターで濾し
てみました。意外や意外、これが澄んだ味になって美味しいんです。考えて
みれば当たり前のことでしょう。ワインの師匠(焼酎の師匠でもある)が
「雑味」という表現を使われます。濾過によって梅酒の雑味を取り除いたわけ
です。
いい音で音楽を楽しもうと思うのならば、高性能のオーディオ機器ではな
く、静かな環境がまず必要!都会では無理だよ、という声が聞こえてきそう
ですが・・。田舎に住む人間の密かな楽しみとして、ご容赦を。かわりに
「虫のこえ」を全コーラスでお届けします。
「虫のこえ」 文部省唱歌 明治43年
一 あれ松虫が鳴いている。 ちんちろちんちろ ちんちろりん。
あれ鈴虫も鳴き出した。 りんりんりんりん りいんりん。
あきの夜長を鳴き通す ああおもしろい虫のこえ。
二 きりきりきりきり きりぎりす。
がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわ虫。
あとから馬おい おいついて
ちょんちょんちょんちょん すいっちょん。
あきの夜長を鳴き通す ああおもしろい虫のこえ。
ちなみに「虫の音をあつめて星の夜明けかな」は一茶と同時代、江戸期の
女流俳人、織本花嬌の作です。この方は「一茶の永遠の恋人」だそうです。
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◆ハナ言葉
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(花メールユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい)
花メールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm
++ 9/15 よめな 可憐、隠れた美しさ
++ 9/16 おりづるらん 集う幸福
++ 9/17 ふうせんかずら あなたと飛び立ちたい
++ 9/18 ほうせんか 正直
++ 9/19 つりふねそう 心をやすめる
++ 9/20 ひがんばな あなたを想う、感謝
++ 9/21 くず 成長、治癒、喜び
++ 9/22 せんにちこう 不朽、変わらぬ愛情
++ 9/23 ひよどりばな 清楚な心
++ 9/24 はぎ 柔らかな心、誠実
++ 9/25 たで 粋、節操
++ 9/26 きくいも 美徳、陰徳
++ 9/27 コスモス 乙女の真心
++ 9/28 しおん 追憶、離れた人への熱い思い
++ 9/29 チトニア 果報者、幸福
++ 9/30 はげいとう 不老不死、気取り屋
++ 10/1 きんもくせい 謙遜、思い出の輝き
++ 10/2 コリウス 善良な家風、健康
++ 10/3 おとこえし 野性味、生命力
++ 10/4 もみじあおい 温和、思いやり
++ 10/5 くこ 長寿、楽天
++ 10/6 おみなえし やさしさ、純真
++ 10/7 キウイ 生命力、豊富
++ 10/8 のぼたん 謙虚な輝き
++ 10/9 ほととぎす 永遠にあなたのもの
++ 10/10 なす 真実、守りぬく力
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◆今月のひと言
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
9月のひと言
「秋風に赤蜻蛉空高く」
「赤とんぼとまつてゐるよ竿の先 三木露風」
10月のひと言
「キンモクセイ運動会高い空」
「秋晴の空気を写生せよといふ 沢木欣一」
11月のひと言
「黄色いゾウさんイチョウの葉」
「いちまいの皮の包める熟柿かな 野見山朱鳥」
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◆スターブックスカフェ No.062
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「かき氷の魔法」 藤井孝一著 幻冬舎 1300円+税
この夏、思い出に残った一冊です。主人公は小学2、3年生でしょうか。家
にあったかき氷器を持ち出して、かき氷屋さんをするというひと夏の経験で
す。本のサブタイトルに「世界一短いサクセスストーリー」とあるように、
アッという間に読み終わります。しかし読後には口の中で溶けてしまう氷と
は違い、しっかりとした感動がお腹にズシンと残ります。
『そうか、ぼくがお父さんとの約束をどうしても守りたかったのは、信頼を
失いたくなかったからなんだ。
ぼくは思う。信頼、これはお金じゃ買えない。でもとても大事なものだ。
この信頼があれば、なんでもできる気がする。お父さんに信頼してもらえて
本当に良かった。』54ページから
解説(親向けの文章)のなかに『一番困るのは、この本を読んで何もせず
に終わりにしてしまうことです』とあります。起業家とは文字通り業を起こ
す人のことですが「起」から全てが始まるようですね。
おかわりは、古典的な子ども向け起業家読本です。
「レモンをお金にかえる法」 アームストロング・ルイズ 河出書房
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◆ご案内・お知らせ
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お読み頂き有り難うございます。感想・ご意見待ってます。
第21号は9月30日頃です。
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C L U B N I C H O L A M a i l M a g a z i n e H A N A M A R U M a i l
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