ハナマルメール

配信日
2005/4/15
Subject
No.010 『新年度』

ハナマルメールとは・・・


 寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメールです。
 好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。
 「それともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より) 
 コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!!
 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。







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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.010 2005/4/15 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
 宮崎県日南市あがた東 桜歯科
 趣味 旅・茶・ワイン
 詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/magazine/inter-v.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思い
ますが)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマ
ルメールです。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それ
ともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわ
ないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこ
しもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休
日」より) 
 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。


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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
──────────────────────────────────────
  ハナマルコラム
◆ ハナ通信(1991年スタートの通信です)
◆ ハナ言葉(花メールユーザーの方、バースデーメールにどうぞ)
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
◆ スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
  オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ご案内・お知らせ
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No.010『新年度』

 桜歯科の染井吉野は散り、葉桜です。残る黄桜は八分咲きです。近くの小学校の入
学式も終わり、日本全国新年度。


◆ハナ通信 2005/4 No.53
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「たんぽぽのサラダの話野の話」   高野素十

 高野素十:たかのすじゅう1893-1976 茨城県生まれ 俳人
 
『遊 花ふぶき』

 小学4年生か5年生の国語の教科書に「さくら」にまつわる詩が載っていました。
詩の題名も、作者も、詩の一節も覚えていません。記憶にあるのは「さくら」「駅」
「花びら」くらいなものでしょうか。

 実は、この詩の存在そのものが完全に頭の中から消えていました。ところがある時、
ふと思い出しました。一度思い出すと気になるもので、大きな本屋に行けば、詩集コー
ナーで立ち読みしたり、ネットで検索したりするものの、いっこうにそれらしい詩と
再会できず十年以上も探していたでしょうか。それが今から二、三年前のこと。まさ
しく陽水の夢の中への歌詞のごとく「探すのをやめた時 見つかることもよくある話
で」・・。

 診療所の近くに飫肥(おび)駅があります。駅舎の横には別棟でトイレというより
便所があり、用をたそうとはいりました。臭い、暗い、汚いなあと思いつつ足を踏み
入れると、近くの小学生が奉仕活動で掃除等をしているのでしょう。奥のセメントの
壁に、いかにも小学生の字で書いたポスターが貼ってあります。ふと目をやると、な
んと、なんと、その詩が書いてあるではありませんか。まさしく灯台もと暗し。それ
は「花ふぶき」という詩でした。

「花ふぶき」     阪本越郎

 さくらの花の散る下に、
 小さな屋根の駅がある。
 白い花びらは散りかかり、
 駅の中は、
 花びらでいっぱい。
 花びらは、男の子のぼうしにも、
 せおった荷物の上にも来てとまる。
 この村のさくらの花びらをつけたまま、
 遠くの町へ行く子もあるんだな。
 待合室のベンチの上にも、
 白い花びらは散りかかり、
 旅人は、花びらの上にこしかけて、
 春の山脈をながめている。

 この飫肥駅のホームのベンチに腰掛けて飫肥の山々に目をやると、まさしく、この
詩です。飫肥の山桜は、例年三月中旬頃に見頃となります。チャンスあらば、是非!

 最後に、素十の句をもうひとつ。

「空をゆく一とかたまりの花吹雪」   素十


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◆ハナ言葉
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(花メールユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい)
 花メールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm
 

4/15 きんぎょそう    快活、元気
4/16 スノーフレーク   純潔、美を好む
4/17 ラークスパー    軽快、陽気
4/18 アルストロメリア  エキゾチック
4/19 いちりんそう    追憶、深い思い
4/20 かいどう      温和、美人の眠り
4/21 スイートピー    デリケートな喜び
4/22 こでまり      優雅、品位
4/23 はなみずき     私の想いを受けて
4/24 ネモフィラ     可憐、清々しい心
4/25 フロックス     合意、協調
4/26 えびね       謙虚、誠実
4/27 しらねあおい    優美、完全な美
4/28 えにしだ      幸せな家庭
4/29 にりんそう     友情、協力
4/30 クリスマス・ローズ 追憶、大切な人
5/1  すずらん      幸福が戻ってくる
5/2  ライラック     青春の喜び
5/3  ぼたん       恥じらい、富貴
5/4  やまぶき      崇高、待ちかねる
5/5  はなしょうぶ    優雅な心
5/6  しゃが       私を認めて、自由
5/7  ばら(赤)     内気な恥ずかしさ
5/8  ふじ        恋に酔う、佳客
5/9  クレマチス     精神的な美しさ
5/10 しゃくなげ     威厳、荘厳


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◆今月のひと言「5月用」
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)

「万目青山 新緑競う五月です」

「目には青葉 山時鳥 初鰹」


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◆スターブックスカフェ [オススメ53][オススメ54]
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[オススメ53]
「スウェーデン式アイデア・ブック」
 フレドリック・ヘレーン著 ダイヤモンド社1000円+税
 
 この本は、近所の書店で「スウェーデン式」という言葉に引かれて手にしました。
その昔、ボルボ240という車に乗っていた時にスウェーデン文化を垣間見たような気
がして、それ以来、何かしら魅力を感じていたからです。30のタイトルと解説で構成
されています。

7 「いつものやり方」無意識の習慣に気づく 人間は好奇心旺盛ですが、同時に恐ろ
しいほど習慣に支配されています。(22頁から)
 
 -納得です。自分へのアラームとして、iPodの裏に「be curious and stay
curious!」と刻印しました。

「発見は、ほかのみんなと同じ物を見て、違うふうに考えることによって生まれる」
(50頁から)

20「考える人、考えない人」個人差はそれほどない 「まったく年を取らないように
見える人たちがいる。頭を常に働かせ、新しい考えを取り入れ、けっしてもうろくな
んてしない」(56頁から)
 
 -ここではふたつの言葉を紹介しています。TPM(Toughts Per Minute:毎分思考)
とPSST(Personer Som Slutat Tanka:考えるのをやめた人たち)

22「創造性の4B」頭が冴える場所 創造性の4Bとは、バー(Bars)、バスルーム
(Bathrooms)、バス(Busses)、ベッド(Beds)のことです。4Bは、多くの人が普
段よりひらめきやすい場所なのです。(63頁から)
 
 -これも同感ですが、カルノとしては「ひとりで」という条件をつけたいところで
すね。

30「素晴らしき未来」おおかたは、まだ行われていない
 
 -このタイトルでこの本はおわります。国内外を問わず、閉塞感を感じるこの頃で
すが、閉塞感という雲をはらうものは、やはり「アイデア」しかないと、この本を読
んで強く思いました。アイデアがTPMで、ふつふつと湧くように、バーのカウンター
でひとりシャンパンですかね。

 おかわり 「アイデアのつくり方」 ジェームス・W・ヤング著 阪急コミュニケー
ションズ 777円+税
 http://www.connote.jp/essay/starbooks/2002/cafe01.htm#01
 

[オススメ54]
「アツイ コトバ」
杉村太郎著 中経出版 952円+税 

 書名には「アツイ」とありますが、本そのものはウスイので手にしました。しかし
「溜飲が下がる」とは、まさしくこのこと!

 「確率」ではなく、「可能性」にかけろ。(12頁)
 「お金じゃ買えないもの」は、お金がなければ持ち続けられない。(26頁)

 -ごもっとも!おっしゃる通り。

 才能とは、自分自身を信じる力だ。(48頁)
 エネルギーを高め、引力を出せ。(56頁)

 -よく言われる、オーラを持つ人というのは、オーラを出しているのではなく、引
力を出しているのですね、合点!

 考える前に行動せよ、行動しながらもっと考えよ。(66頁)

 -これは、実践しているつもりです。

 死ぬ気でやれよ、死なないから。(88頁) 

 -これが、最後のアツイコトバです。心から納得!このコトバを目にして、思わず
笑ってしまいました。そうだよな、死ぬわけないよなと。

 迷った時にこの本を開くと、すぐ答えが見つかります。見つかると言うより、迷っ
ている背中を、このコトバがポンと押してくれます。けど、アツクなりすぎないよう
に水でも飲みながら(笑)。またこの本で、アツクなった頭を冷やすおかわり本をオ
ススメします。昨年1月90歳で亡くなった中村喜春さんの「味なことば」です。
 
 『言うは易く行うは難し・・けれど、それを続けて実行するのはむずかしいことで
す。結局、私のようになにもしないほうが老化しない、かな?自然体が一番よいのか
もネ。』(41頁から)
 
 おかわり 「喜春流 味なことば」 中村喜春著 講談社 1500円+税 

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 お読み頂き有り難うございます。感想・ご意見待ってます。第11号は4月30日頃で
す。

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