ハナマルメール

配信日
2005/3/31
Subject
No.009 『桜』

ハナマルメールとは・・・


 寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメールです。
 好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。
 「それともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より) 
 コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!!
 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。







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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.009 2005/3/31 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
 宮崎県日南市あがた東 桜歯科
 趣味 旅・茶・ワイン
 詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/magazine/inter-v.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思い
ますが)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマ
ルメールです。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それ
ともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわ
ないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこ
しもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休
日」より) 
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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
──────────────────────────────────────
◆ ハナマルコラム
  ハナ通信(1991年スタートの通信です)
◆ ハナ言葉(花メールユーザーの方、バースデーメールにどうぞ)
◆ 今月のひとこと(オープンカレンダーのユーザーの方へ)
  スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
  オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ご案内・お知らせ
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No.009『桜』

 桜歯科には名の通り桜が植えてあります。早い順に緋寒桜、枝垂れ桜、染井吉野、
うこんの桜です。今回は「桜」にちなんだ話をふたつ。


◆ハナマルコラム No.9
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「思い出のさくら」

 小学4年生か5年生の頃だったと思います。国語の教科書に、さくらにまつわる詩
が載っていました。詩の題名も、作者の名前も、詩の一節も思い出せません。ただ覚
えているのは「さくら」「駅」「花びら」の言葉が含まれていたことくらいでしょう
か。

 この詩の存在は、完全に頭の中から消えていました。ところがある時、就職してか
らか、開業してからか、何かの拍子にふと思い出しました。一度思い出すと気になる
もので、大きな本屋に行けば、詩集コーナーで立ち読みしたり、ネットで検索したり
するものの、いっこうにそれらしい詩と再会できず、十年以上も探していたでしょう
か。それが今から二、三年前のこと。まさしく陽水の夢の中への歌詞のごとく「探す
のをやめた時 見つかることもよくある話で」・・。

 診療所の近くには、日南駅と飫肥(おび)駅があります。ある時、その飫肥駅で降
りました。飫肥駅は一応有人なのですが、駅員さんはあまり有機的に働いているとは
思えません。駅舎の横には別棟でトイレというより便所があります。その時、その便
所で用をたそうとはいりました。入口はひとつで、奥に向かって右側に、男子用小便
器が並び、左側の列は女子用のドアが並びます。臭い、暗い、汚いなあと思いつつ、
足を踏み入れました。真正面の奥のセメントの壁には、近くの小学生が奉仕活動で、
便所の清掃をしているのでしょうか、味気ない便所を少しでも快適にしたいとでも思っ
たのでしょう。いかにも小学生の字で書いたポスターが貼ってあります。何気なく字
面を目で追うと・・。なんと、なんと、その詩でした。何度も読み返し、すぐ手帳に
書き写しました。数日後には、カメラ持参で再び訪問。皮肉というか、奇遇というか、
本当に灯台もと暗し。壁に貼られたポスターに書いてあった詩は、これです。

「花ふぶき」 阪本越郎

さくらの花の散る下に、
小さな屋根の駅がある。
白い花びらは散りかかり、
駅の中は、
花びらでいっぱい。
花びらは、男の子のぼうしにも、
せおった荷物の上にも来てとまる。

 昨年暮れに、デジカメを手に、その場所を再び訪れました。行く前に、ちょっとイ
ヤな予感はありました。実は、昨秋から始まったNHKの朝のドラマの舞台が、日南飫
肥(おび)ということもあって、駅や、飫肥城などには「わかば」ののぼりがたって
います。はたして、イヤな予感は的中しました。あの小学生の書いたポスターは、駅
員が古いと感じたのでしょうか、取り去ってありました。ポスターは詩の題名と同じ
く「花ふぶき」となって散り去っていました。残念、無念・・。しかし今回、この文
章を書くにあたってネットで調べたところ、新発見!ポスターに、全文は書いてなかっ
たのです。全文は次のようです。

「花ふぶき」 阪本越郎

さくらの花の散る下に、
小さな屋根の駅がある。
白い花びらは散りかかり、
駅の中は、
花びらでいっぱい。
花びらは、男の子のぼうしにも、
せおった荷物の上にも来てとまる。
この村のさくらの花びらをつけたまま、
遠くの町へ行く子もあるんだな。
待合室のベンチの上にも、
白い花びらは散りかかり、
旅人は、花びらの上にこしかけて、
春の山脈をながめている。

 この飫肥駅のホームのベンチに腰掛けて飫肥の山々に目をやると、まさしく、この
詩です。飫肥の山の山桜は、染井吉野より早く、例年三月中旬頃に満開となります。
チャンスがあれば、是非!


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◆ハナ言葉
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(花メールユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい)
 花メールとは http://www.connote.jp/essay/nichola-sys/08/n08.htm
 

3/31 はまかんざし    可憐、共感
4/1  さくら       精神美、優れた美人
4/2  きぶし       うれしい出会い
4/3  もくれん      自然への愛
4/4  すもも       困難に耐える
4/5  むらさきはなな   知恵の泉、聡明
4/6  マーガレット    予言、真実の愛
4/7  ディモルフォセカ  元気、幸福
4/8  いかりそう     あなたをとらえる
4/9  アカシア      友情、秘密の愛
4/10 チューリップ    博愛、思いやり
4/11 ヒアシンス     変わらない愛情
4/12 あんず       乙女のはにかみ
4/13 いちご       幸福な家庭、甘い香り
4/14 どうだんつづじ   控えめな幸福
4/15 きんぎょそう    快活、元気
4/16 スノーフレーク   純潔、美を好む
4/17 ラークスパー    軽快、陽気
4/18 アルストロメリア  エキゾチック
4/19 いちりんそう    追憶、深い思い
4/20 かいどう      温和、美人の眠り
4/21 スイートピー    デリケートな喜び
4/22 こでまり      優雅、品位
4/23 はなみずき     私の想いを受けて
4/24 ネモフィラ     可憐、清々しい心
4/25 フロックス     合意、協調


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◆今月のひと言「5月用」
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(オープンカレンダーのユーザーの方へ)

「万目青山 新緑競う五月です」

「目には青葉 山時鳥 初鰹」


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◆ご案内・お知らせ
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お読み頂き有り難うございます。もうご存じの方もいらっしゃると思いますが、この
「ハナマルメール」のコーナーを拙ホームページ「connote」の中につくりました。
バックナンバーやメールマガジンではご披露できなかった写真などもアップします。
これにともない「クールなニッキ」を終了します。最終号をもってお知らせにかえさ
せて頂きます。

●クールなニッキ最終号 2005/03/24

 クールなニッキの第一号は1999/04/28の日付になっています。丸六年のニッキでし
た。途中からはニッキがゲッキに、ゲッキがネンキになってしまいました。丸六年と
いえば、小学校です。最終号として、校医をしている「桜ヶ丘小学校」への卒業式祝
電をご披露します。六年間、有り難うございました。


「卒業生のみなさん、おめでとうございます。「さくら」にのせて、お祝いの言
葉をおくります。

 どんなに苦しい時も 君は笑っているから
 くじけそうになりかけても 頑張れる気がしたよ
さらば友よ 旅立ちのとき 変わらないその想いを 今
 
 今なら言える 偽りのない言葉
 輝ける君の未来を願う

 泣くな友よ 今惜別の時 飾らないその笑顔で

 桜っ子 桜っ子 いざ舞い上がれ
 とわにさんざめく光を浴びて
 さらば友よ またこの場所で会おう 
 さくら舞うこの庭で
 
 僕らはきっと待っている 君とまた会える日々を

                   桜歯科一同」

お読み頂き有り難うございます。感想・ご意見待ってます。第10号は4月15日頃
です。


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