ハナマルメール

配信日
2004/12/27
Subject
No.002
『アッという間の2004年』

ハナマルメールとは・・・


 寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマルメールです。
 好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。
 「それともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこしもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休日」より) 
 コンテンツは「アントレプレナー的(起業家精神を持つ)な若き心を持つ歯科医が人生をより楽しむためのエナジーサプリ!」。もちろん歯科医でない方もOK!!
 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。







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┃ハ┃ナ┃マ┃ル┃メ┃ー┃ル┃ No.002 2004/12/27 sacra@connote.jp

 発行人:カルノ(河野秀樹〈かわのひでき〉)1961年生まれ 歯科医師 
 宮崎県日南市あがた東 桜歯科
 趣味 旅・茶・ワイン
 詳しいことはこちらへ http://www.connote.jp/magazine/inter-v.htm

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 いちにち、お疲れさまでした(朝、読んでいらっしゃる方もおられるとは思い
ますが)。寝る前の一杯のナイトキャップ、そのようなメールマガジンがハナマ
ルメールです。好きな作家・五木寛之の本に次のような文章があります。「それ
ともう一つ、気をつけていることは、龍頭を最後までギリギリ巻き切ってしまわ
ないことだ。この辺で一杯だな、というすこし前まで巻いて、そこで龍頭をすこ
しもどしておく。もどすというか、何回転かゆるめるのだ」(五木寛之「知の休
日」より) 
 あなたのリューズを少しゆるめるハナマルメールです。


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C O N T E N T S (◆のついたタイトルが今号の内容です)
──────────────────────────────────────
◆ ハナマルコラム
◆ ハナ通信(1991年スタートの通信です)
◆ ハナ言葉(花メールユーザーの方、バースデイメールにどうぞ)
◆ スターブックスカフェ(オススメ本紹介のカフェです)
  オススメミッケ!(カルノが見つけたいろんなオススメ)
◆ ご案内・お知らせ
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No.002『アッという間の2004年』

 皆さん、こんにちは。いろいろとあった、2004年も暮れようとしています。毎年、
大晦日が近づくと次の句を思い出します。

「去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子」

来年が、皆様にとって佳い年でありますように!


◆ハナマルコラム No.2
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「時間の作り方」

 「看看臘月尽」。これは「みよみよろうげつつく」と読みます。茶室には必ず茶軸
が掛けてあって、大方その季節にあった言葉や何かしらのテーマに沿ったものが選ん
であります。この「看看臘月尽」は浅く解釈するならば、まさしくみるみるうちに蝋
燭が燃え尽きるが如く月日は過ぎ去って行くという意味でしょうか。

 翌朝、坐禅しながらこの言葉を反芻しました。おそらく、この言葉は四、五百年前
のものです。ひょっとすると、それ以上の古いかもしれません。車もケータイも無かっ
た時代のことです。それなのになぜ臘月尽なのでしょうか。カルノなりの結論は、モ
ノサシが違うから。つまり、いつの時代も光陰矢のごとし、いつの時代も人生は一回
切り、限られた人生ということでしょか。

 さて、臘月とは12月の異称です。一日24時間、一年365日これは、だれしも皆同じ
です。しかし、どう考えても一日の持ち時間が28時間もあるかのようなライフスタイ
ルを送っている人が、たまにいらっしゃいます。時間の作り方について、考えてみま
した。

 2003年後半のこと、月に連載を4本持っていたことがあります。さすがに、どうやっ
て時間を作ろうかと考えました。そんな折り、珈琲を淹れる時に、あることに気が付
きました。

 カルノは、日曜日を除くほぼ毎日、豆を挽いてネルドリップで珈琲を淹れます。豆
を電動ミルに入れスイッチオンで、豆は挽かれ、ミルのタンクにたまります。そのタ
ンクをはずし、軽くコツンコツンとたたくと、挽かれた豆はタンクの中で若干ですが
沈みます。この時、ふと考えました。「日常の生活の中で、時間を作るということは、
このようなことではないのか。注意して、見直せば、まだまだ空き時間はあり、それ
らをまとめると結構まとまった時間になる」と思いました。この考えのもとに、実際、
原稿を書く時間を作りました。(珈琲豆方式)

 ところが、数ヶ月前のことです。別の方式を見つけたのです。名付けて付け置き洗
い方式。桜歯科では、白いタオルをエプロン代わりに使っています。お一人に一枚か
ら二枚使いますので、毎日、結構な枚数のタオルを洗濯します。開業以来14年余り、
空の洗濯機に使用したタオルを投げ込み、たまったら洗剤を入れ、スイッチオンで洗
濯していました。使用済みのタオル+洗剤+水の順序での洗濯です。この洗い方では、
タオルの枚数や、位置によって、脱水の途中でガタバタドタと大きな音を発し、時に
は、安全装置が働き、ビービーのアラーム音を鳴らして止まってしまうこともありま
す。そのたびに、蓋を開けてタオルの位置をただしては、洗濯再開。一日に4回ほど
は洗濯機を回していたでしょうか。何の疑いもなく、このようにしてタオルを洗って
いました。数ヶ月前のこと、タオルの黒染みが気になり、水+洗剤+タオルの順番で付
け置き洗いをするようになりました。この洗い方にして、ビックリ!洗濯機をまわす
回数が一日二回で済むようになったのです。しかも、途中で、タオルの位置が悪く、
止まることもありません。(付け置き洗い方式)

 珈琲豆方式で、時間を作っても、はっきり言ってそれは詰め込んだだけのことで、
時間を新たに生み出したのではありません。そのうちに、この方式だと息が詰まって
しまうでしょう。しかしながら、付け置き洗い方式では、やっていることのトータル
はまったく同じなのに、回数が減ったということは、効率が良いと言うことです。

 さて、皆さんはどう思われますか?この続きは、また次号にて。

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◆ハナ通信(2004年10月発行ハナ通信51号より一部加筆・修正)
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「笑ひ茸食べて笑つてみたきかな─────鈴木真砂女」

『価値と価値観』

 今年の夏は、かなり暑い夏でした。そのせいか、やっと秋らしくなったと思ったら、
すぐに冬が来たような気がします。さて、さすがに好奇心旺盛のカルノとて、笑ひ茸
は食べたことはありません。茸の思い出をひとつ。もう二十年ほど昔、初任地の栃木
で蕎麦屋さんに入ったところ「舞茸そば」なるメニューがでています。それまで、ずっ
と九州内で育った者にとっては、舞茸?知らない。当時、ほとんどが天然物でしたの
で、九州で口にすることは勿論のこと、目にすることさえありませんでした。ですか
ら、一口、がぶっと噛み付いた時の感激は、今も鮮明に覚えています。その後、栽培
技術が進み、九州でも野菜売り場で見かけるようになりました。

 今夏に研修でスイスはチューリヒに行きました。スイスといえば「swatch」も勿論
有名ですが、靴やバッグの「Bally」本店がチューリヒにあります。またボールペン
の「CARAN d'ACHE」もスイスです。今春に銀座イトーヤで、このカラン・ダッシュの
ボールペンを求めました。胴体がプラスチック製の奇麗な色のニューモデルです。プ
ラスチックのケースに入って、1300円くらいでしたでしょうか。スタッフへのお土産
にと、現地で捜しました。それが、捜すとなると結構見付からないものです。
「CARAN d'ACHEC」の他のペンは、いくつもあるのですが、お目当てのペンはなかな
かなく、新作だけあって、御当地でもまだ、出回っていないのだと、妙に納得してい
ました。

 ところが、最終日にふらりと入った文房具屋さんに有りました!しかもなんとペン
のみ(ケース無し)で、約400円、ショックでした。はっきり言って必要のないケー
スが付いて1300円。肝心のペン本体だけでは400円。実は同じようなこと(?)が
「Bally」本店でもありました。出国前に銀座の「Bally」で、目当てのバッグの価格
をチェックしました。タイミング良くチューリヒ本店では、バーゲン中で30%から50%
オフ。ラッキーと思いながら、バッグのコーナーに行くと・・。ありました、ありま
した、お目当てのバッグが(色は第二希望の黒しかありませんでした)。値段を聞い
て、ビックリ。銀座で9万円を超す価格が、本店では約5万円!しかも、このバッグは
バーゲンセール対象外のものでした。

 みなさん、どう思われます?スイスは決して物価の安い国ではありません。むしろ、
日本よりも1割程度高めです。そのスイスで、1300円が400円、9万4000円が5万円。安
いのがどうこうではなくて、価値と価値観、もしくは価値感(このような言葉はあり
ませんが)のことです。マーケティング、ブランディング、等々、日本国内販売にあ
たって、いろいろな要素を考慮した上での価格設定であることは推測できます。しか
し、これほどにも違うと、そのお店や企業の考え方を疑いたくなります。
 
 価値と価値観、他山の石とするべく、自分の仕事を振り返りながら、帰国の途につ
きました。

ハナ通信最新号 http://www.connote.jp/hana/new.htm


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◆ハナ言葉
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(花メールユーザーの方に。バースデーメールにお役立て下さい)

1/1  うめ        忠実、気品
1/2  シンビジューム   飾らない心、素朴
1/3  ふくじゅそう    幸せを招く
1/4  すいせん      自己愛、神秘
1/5  カトレア      優雅な大人の魅力
1/6  ゆずりは      若返り、新生
1/7  せり        清廉で高潔
1/8  ははこぐさ     無言の愛、忘れない
1/9  かんのんちく    日々平安
1/10 アナナス      あなたは完全です
1/11 シザンサス     よきパートナー
1/12 ラケナリア     決断、継続する
1/13 アフェランドラ   次への期待
1/14 ブルビネラ     陽気、上機嫌
1/15 オンシジューム   可憐、協調


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◆スターブックスカフェ [オススメ50]
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「What a Day...」 Taro Hakase  3150円 (株)ハッツ・アンリミテッド

 当カフェで、初めてのCDのご紹介です。彼の音楽はクライズラー&カンパニーの頃
から聴いていました。その昔、夏に開催されたジャズインでも何度かステージを見た
ことがあります。このCDは、日経新聞のホームページの中のインタビュー記事で偶然
見つけたアルバムです。「What a Day...」なんと楽しい一日だったことか!なんと
充実した日であったことか!という意味でしょう。

 全11曲を聴いてみて、ふた通りの印象を持ちました。ひとつは、一日お疲れ様で、
味わい深い洋酒や焼酎のロックを、チビリとやりながらのひとときのシーン。例え
ば5曲目「Passionate Eyes」などは、まさしく酔いがすすみ、眠りにつく直前のちょっ
とハイな気分。もうひとつは「一日お疲れさま、お休みなさい」で、ベッドにはいり、
眠りについたあとの夢うつつのシーン。ディズニーのアラジンに出てくるような魔法
の絨毯で、世界をめぐっているような夢の世界。

 おかわりでは、インタビュー記事をご紹介。「無邪気な男の愉しみを謳歌する」と
いうタイトルがついています。このアルバムの話に始まり、ライフスタイル・コレク
ション・ファッション・・と、話は展開します。インタビューの最後の方で「日本は
いい国だけれど、リッチではない」と話されています。この「リッチではない」とは
「もっと日々を自分のために愉しんで欲しい」という意味が込められていると思いま
す。

 今年一年、色々ありました。恒例の一文字は「災」だそうですが、「わざわいを転
じて福となす」の言葉通り、やはり、除夜の音を聴くときには「What a Day...」
「What a Year..」「What a Life.」と思いたいものです。来る年が、皆様にとって
佳い年でありますように。

おかわり 「無邪気な男の愉しみを謳歌する」
http://jibun.adnet.jp/column-hakase.html



◆ご案内・お知らせ
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最後まで読んで頂き、有り難うございました。どうぞ、遠慮なくご意見・感想
をお寄せ下さい。
知り合いの方に、すすめたいと思われた方は、ご紹介下さい。
次号、第3号は来年1月10日頃配信予定です。お楽しみに!


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