no.69
2009/4
「晩春をヌード気分のマヨネーズ」

小枝恵美子


「わらいびと」

 このような句を目にすると俳人という人々の目のつけどころに感心します。まさしく「そんなことよく思ひつく春の水:岡田史乃」。カルノなど「この部屋に何用だつけ春の昼:渡辺善夫」が得意技です。

 去る二月末に「笑い療法士二級」に認定されました(喜)。今現在、二級保持者は全国に(たったの)32人です。九州にふたり、歯科医師では初の認定です。ちなみに母体となる「癒しの環境研究会」のホームページには『笑い療法士とは「笑いをもって自己治癒力を高めることをサポートする人のことです。笑いは、人が幸せに生きることを支え、また病気の予防にもつながっていきます。そうした笑いをひきだすのが「笑い療法士」です』と書いてあり「笑わせるのではなく、笑いを引き出す。それが笑い療法士です」と二級認定証には明記してあります。マザー・テレサの本「日々のことば」の3月5日は「だれでも、あなたのところに来た人が、前よりももっと気分よく、もっと幸せな気持ちで帰ることができるように。あなたの顔やまなざし、あなたのほほえみに親切を見ることができますように」。これぞ笑い療法士だと思います。

 ハナ通信61号「サプリメール」にも書きましたが「はは大切」をどのように読まれますか?「母大切」勿論そうです。「歯は大切」これも正解です。そしてやはり「ハハ大切」(笑)!

 近頃「デトックス=detox」という言葉を耳にするようになりました。解毒という意味で使われます。解毒とは「無毒化する」「体外に出す」と解釈しています。実は、笑いの原型は「吐く」時の口の動きだそうです(療法士のセミナーより)。声に出して「ゲッ」と言ってみてください。笑いの口に似ているでしょ。これが笑いの原型(笑いのもとになる行動)です。昔々、原始人があるものをガブリと噛みました、すると中が腐っていた、何か異物が入っていた、すぐに吐き出します。実はこの時に威力を発揮するのが舌です。ですから舌は丈夫な筋肉でできているのです。毒を吐き出し、一命を取り留める、ホッとする、安心安堵で笑う。ですから「笑う」とはひとつの「解毒・デトックス」です。ひとに嫌なことを言われた時、他人のおならを嗅いでしまった時「ゲッ」と笑って解毒しましょう(大笑)。では、もう一度「ハハハ大切」「ゲッ!」

 参考文献:「マザー・テレサ 日々のことば」女子パウロ会





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