no.64
2008/01
「牡蛎にレモン滴らすある高さより」

正木ゆう子


クスリの壺

  冒頭の句を見た時に、まさしくと膝を打ちました。何気なくしている日々の所作は、自分には見えないものなのですね。
  さて、笑い療法士として日々笑進しています。その中で次のような命題をカルノ自身に与えました。「日常的に自分の笑顔を作るためにはどうすればよいのか?」そこで、思いついたのが「ナロンズ・サクセス・サイクル」の応用です。このサイクルは、1:SUCCESS成功→2:CONFIDENCE自信→3:MOTIVATIONやる気→4:ATTEMPT試み→1:SUCCESS成功→となります。
  そこで「クスリの壺」! クスリとは薬にあらず、クスッと笑うの「クスリ」です(小笑)。このクスリは1の成功のところに位置します。すなわち1:クスリ→2:クスリの壺を満たす(笑いの自信をつける)→3:クスリをのむ(笑い療法士としてのやる気)→4:クスリを処方する(療法士としての活動)。以下詳述。

1:「クスリ」
これは、昨年末大分出張の際、移動中にiPodで落語を聴いていてひらめきました。落語の名場面(思わず笑ってしまうところ)は、何度聴いても笑えます。暗記するほどに聞いていても、やはり笑ってしまいます。このように、思い出すと必ず笑える記憶が「クスリ」で、いろいろなクスリが考えられます。落語、楽しい思い出、小説の一節、都々逸、CM、セリフ等々、その人それぞれの「クスリ」があると思います。

2:「クスリの壺」(自信)
落語をきいたり、小説の中に見つけた「クスリ」をこのクスリの壺に貯めていきます。この貯める作業は随時、常時、行います。

3:「クスリをのむ」(やる気=笑い療法士のスイッチオン)
自分自身を笑顔にして、笑い療法士のスイッチオン!

4:「クスリの処方」(実行=相手にクスリの処方をする)
療法士として、相手の方に、「クスリを処方してあげる」。相手の状況に応じてきちんと処方することが肝要。

  クスリの壺を、いろいろな「クスリ」で溢れるほどに満杯することがまず必要です。はい、カルノも笑進中です。早速、クスリの材料(落語など)の収集も開始します。

ナロンズ・サクセス・サイクル(ハナマルコラム No.041)はこちら
http://www.connote.co.jp/hanamaru/back/column/009.htm





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