no.52
2005/01
「読初の葩餅の由来かな」

大橋敦子


今年も食べるもの!

 掲句は「よみぞめのはなびらもちのゆらいかな」。葩餅とは「薄い円形の求肥(ぎゆうひ)を二つ折りにした間に、牛蒡の蜜漬、白味噌、小豆の汁で染めた菱形の求肥を挟んだものが著名で、茶道の初釜に用いる」と広辞苑に出ています。
 さて、年の始めということで、今年も目標をアレコレ考えました。題して「今年も食べるもの!」
 春はさわら。なんと言っても「寿司もり田」の「鰆の握り」。折角、北九州小倉に行くのなら「高塚」で魚介類に舌鼓を打って、早くも一年分の魚の食べ納め。
 夏はスッポン。スッポンと聞くと鍋で冬と思われるかもしれませんが、カメは冬眠しますから、地スッポン(天然モノ)は夏です。もちろんフルコースですが、 中でも唐揚げは絶品。泥を吐かすため捕獲後二ヶ月間の絶食を強いられたスッポンの生命力が 満ちた天然モノ!そりゃ、美味しいはず。日南飫肥の「おすずや」にて。この 店には、専属の猟師さんがいらっしゃいます。
 秋は芋。宮崎市のその店は「幸魚」、ゆきうおと読みます。名前の通り魚がオススメ。しかしこの季節には「芋天」をどうぞ、盛り付けがユニーク。例えるならばキャンプファイヤーの薪組みのような、盛り付け。食べ終わって、その理由に気付きました。最後のいちピースまで、カラリと食べられるように(多分)。
 冬は焼酎。冬期限定新酒と聞くと、おそらく日本酒をイメージされるでしょうが、これは焼酎なのです。宮崎高鍋の黒木本店の「喜六」の無濾過・無調整の冬期限定新酒。これを、生(き)かロックで口に含むと、その味わいは、従来の焼酎のイメージを完全に超越しています。これを飲んでしまうと、他が飲めなくなるのが、問題ですが・・笑。
 これを、お読みになって自分ばっかりズルイと思われる方、どうぞsacra@connote.jpへメール下さい。情報だけなら、すぐ差し上げますよ。また、美味しい情報や、より人生を楽しむ情報満載のメールマガジン「ハナマルメール」を先月からスタートしました。配信ご希望の方は遠慮なく「配信希望」とメール下さい。
カルノへのメール:sacra@connote.jp



ご感想はこちらまで!!

sacra@connote.co.jp