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「水塩の点滴天地力合せ」 沢木欣一(1919年生れ 俳人 『塩田』(昭和31)所収) |
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精進=しょうじん 「能登の原始的な揚浜式塩田を訪れての作。なぎさ近くの塩田に海水をまき、炎天の陽にさらし、濃くなったものが水塩(みずしお)。これを鉄の釜で煮つめて、塩を得る」おおまかですが、このように解説してありました。 ![]() ![]() ![]() 美美(びみ・福岡市)のマスターが「ネルドリップで珈琲を淹れるということは、火と水と重力しか使っていない。こういうプリミティブ(原始的・素朴)な方法はすたれない」というようなことを、おっしゃっていました。「何もない台所から絞り出すことが精進だ」と、水上勉さんは書いておられます。普段なら野菜クズとして捨てられてしまうようなものや、食材としてはあまり上等ではないものを使って、または少ない材料の中で、いかに美味しい料理をつくるか、というような意味に理解しています。 ![]()
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