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「水飯のごろごろあたる箸の先」 星野立子(俳人 東京生れ 1903-84 高浜虚子の次女)
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箸=はし 週刊誌の見出しに『急増!!ハシなし族の末路 キレる、早死に、総入れ歯』とありました。ハなしで総入れ歯はわかりますが、ハシなしで総入れ歯?大意は次のようです。 参考文献 サンデー毎日99.5.23号
百六歳のでゃこうぶつ 鈴木朝子 毎日新聞社 |
水飯=すいはん 冒頭の句の水飯はお茶漬けと勘違いしていました。本によると「水飯には二つの種類がある。ひとつは贅沢な方法。炊いたばかりのご飯を冷たい水で洗って、冷水を掛けて食べる。盛夏の食事である。もう一つは暑さに饐えてしまって、糸を引きそうな飯を、水でよく洗って、ねばりを除き、それに冷たい水を掛けて食べるのである。それでも駄目なときは糊にしてしまう。」昔の人は凄い、偉い。
参考文献 食べもの俳句館 草間時彦 角川選書
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