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「鯛焼の鰭よく焦げて目出度さよ」 水原 秋桜子『余生』所収。1892-1972東京神田生れ
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パラダイム・シフト=価値観の転換 あけましておめでとうございます。いよいよ九九年。万事休すのキュウなのか、究極のキュウなのか、食べるだけできゅうきゅうのキュウなのか。いずれにしても新時代が目の前に来ているのは確かなようです。元日の毎日新聞社説より抜粋。『100年前、新渡戸稲造が「武士道」、その7年後に岡倉天心が「茶の本」を著した。ともに英文で出版され、日本に逆輸入された。・・ 二人が訴えたことは、単なる懐古趣味や、偏狭なナショナリズムを称揚するものではない。むしろ、そうした傾向を排し、歴史、伝統、精神風土に根ざした文化国家として生きることだった。・・日本は長期の不況の中で、第三の革命、第三の開国と呼ばれる大きな転換期を迎え、グローバリゼーションの大波に洗われている。同時に、世界でも地球規模でさまざまなパラダイム・シフト(価値観の転換)が起きている。宇宙から地球を見つめる時代は、間違いなく人類の意識変革を促す。これまで以上に、地球環境や生命倫理への洞察を深め、従来の科学、宗教、戦争などの文明史を根底から問い直すことになるだろう。・・それが21世紀を迎える世界の新しい価値観と秩序の創造であり、さまざまな文明、文化の融和となる。・・』 |