no.20
1997/1
「箱河豚の鰭は東西南北に」
森田峠『避暑散歩』(昭和48)所収。1924〜 大阪市生まれ

御馳走カレンダー

(御馳走=もと、大奔走の意の馳走の丁寧語)

ハナ通信も20号を迎えました。皆様に心ばかり、いえいえ文字ばかりの御馳走を。
どうぞ東西南北に奔走してください。良き友、健康な体、ある程度の忙しさを持って。

睦月 湯豆腐 鹿児島市の湯豆腐のごん兵衛 寒い冬にはやはり温かい湯豆腐。ここでは一年中湯豆腐有り。ここの一番のメニュウはなんと言っても女将さんの正調薩摩弁。
如月 鮟鱇鍋 東京神田のいせ源 更に寒い冬には骨まで凍てての鮟鱇鍋を。座敷のため子連れでもオーケー。帰りには斜め前の竹むらの揚げ饅頭を。 → ハナ通信4号
弥生 牡蠣 宮崎高鍋町の高島 高鍋の牡蠣が一番太るのがこの頃。
先ず高鍋大師に参って、ひとあし早い春を見つけてから。 → ハナ通信7号
卯月 餃子 宮崎綾町の連さんの餃子 町役場の隣ほんものセンターに並べてある餃子。
ここで昼飯を色々と買い込んで大吊り橋の手前の文化館のロビーでランチ。幻のパンも。
皐月 玉露 福岡星野村の茶の文化館 ここでのしずく茶、数回飲んだ後の葉を生醤油で食す。この玉露しずく茶で茶漬けを作ったら絶品かも。抹茶羊羹もおすすめ。
水無月 カレー鍋 宮崎南郷町の鳥金 鰈鍋にあらず。不思議なことにかなり美味しい、カレー好きの人は是非お試しを。レシピは門外不出。ホルモン焼きとおにぎりも良し。
文月 鰻 宮崎西都市の入船 土用の丑にはなんと言っても入船の鰻。
百聞は一見に如かずとはまさにこのこと。 → ハナ通信10号
葉月 地鶏 鹿児島末吉町の愛の里 鶏とはこんなにも美味しかったのかと唸らせる。できれば昼間に特製台で素麺流しと一緒に。下を流れる谷川のせせらぎも御一緒に。
長月 珈琲とチーズ饅頭 福岡市の美美と宮崎市のわらべ 秋の夜長を更に長くするお供に美美の珈琲とわらべのチーズ饅頭を。 → ハナ通信5号
神無月 義歯食 日南市の五円屋 十月八日の入れ歯の日にちなんで。現在、福俵、海千山千、ほね作、芋金、子宝、ねぎらい、親子三代、半熟鶏、骨までの九品。 → ハナ通信2号
霜月 鮎 宮崎延岡市北方町の鮎梁 時間があれば高千穂まで足を延ばして紅葉狩り。帰りには土土呂で海産物のおみやげを。 → ハナ通信7号
師走 蕎麦 宮崎市の哲心 この蕎麦屋のこだわりはすごい。楊枝はさるや、昼間のみの営業。うまいものを食すると人は穏やかになる。穏やかになったところで年忘れ。





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