no.8
1994/1
「へうへう として 水を味ふ」
種田山頭火『草木塔』(昭和9)所収。明治15年山口生まれ

ハナ通信も丸2年になります。そこで今回は新春特別企画、

寝正月雑感。

イ)DENTISTからORALISTへ
これから、DENTIST(デンティスト、歯科医)は、ORALIST(オーラリスト、口腔医)に変身していきます。ORALISTとは単なる「歯」の専門医ではなく、「口」を中心にからだ全体をみる医師のことです。
ロ)ほほえみ歯科のニコニコ診療
健康とは健体康心の略で、病気はまず心に現れます。末病といわれる状態で、これは噛み合わせや表情と密接な関係にあります。そこで定期的に噛み合わせを調整し、ストレスや心の病を減らし、ほほえみ調教、スマイルエクササイズで康心を回復するわけです。顔の中でお化粧できないもの、それは歯と表情、ほほえみです。まさしく「笑う顔には口福(こうふく)来たる」です。
ハ)よみ かみ はみがき
昔、寺子屋で「よみ、かき、そろばん」を教えたと聞きます。最近、口と歯、歯ならびに良いとされることが、大きな声で読み、発音、発語する(よみ)。よく噛む(かみ)そしてはみがきです。すなわち「よみ、かみ、はみがき」。特に大きな声で、口を大きく開けての発音、発語は重要視されてきています。小学生における本の音読は効果的です。
是非、「よみ、かみ、はみがき」を。
ニ)セルフコントロールと医食同源
これからはセルフコントロールの時代です。病気になってから治す、薬を飲むのではなく、バランスのとれた食事をバランス良く食べ、予防に心がける。不摂生で病気を作っている人、自ら病気になる人を治療することは、医療なのでしょうか。近い将来、食事、運動、気功、ツボ、宗教などによるセルフコントロールがあたりまえになるでしょう。
ホ)老若男女とホームドクター
診療所の中で、老若男女を同じ医師がみるのは歯科だけです。歯のはえていない赤ちゃんから、歯を失ってしまったおばあちゃんまで、人の歯科医がみます。ぜひ、行きつけの歯医者をつくり、散髪にいくように、一家そろって月に一度は口の中の清掃、チエックを行って下さい。ホームドクターをもつことは賢明な予防法の1つです。
ヘ)生体モアレとOリング
医科ではよく、血圧、血液、尿検査など、電子機器を用いての検査、測定を行います。そして結果データに異常がなければ「大丈夫でしょう」と言われます。しかしどこかおかしいから病院へ行くのであり、電子機器で測定できない、異常を読み取ってほしいのです。
最近、西洋医学にかなり東洋医学的なことがはいって来ています。噛み合わせの検査法として、生体モアレとOリングがあります。詳細は次回にゆずりますが、歯科医療の中に、分析の西洋医学だけでなく、融和、調和の東洋医学がはいってきていることは確かです。





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