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「ゆで玉子 むけばかがやく 花曇」 中村汀女『汀女句集』(昭和19年)所収 熊本県生まれ
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「はは大切」 あなたは何と読まれましたか? |
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「花よりまんじゅう」 「花より団子」とは江戸元禄時代に生まれた言葉で、団子の方が饅頭より大衆化していた。なぜなら団子らしきものは縄文時代頃からあったと言われ、饅頭についてはその起源を1241年、宋からの弁円による虎屋饅頭、1341年、元よりの林浄因による塩瀬饅頭としている。落語の「饅頭こわい」には葛饅頭、唐饅頭、蕎麦饅頭、栗饅頭、酒饅頭、腰高饅頭、中華饅頭などの饅頭が登場するが、ここでは宮崎の饅頭として名高いチーズ饅頭の話をしたい。今回食べたのは、宮崎市の「わらべ」、小林市の風月堂、南国屋、都城市の福屋のチーズ饅頭。かなり個人的偏見もはいるが、何といっても「わらべ」が金メダルで他のチーズ饅頭は銅メダル。「わらべ」のチーズ饅頭はあんに相当するクリームチーズの塩け、舌ざわりもさることながら、皮の歯ざわり、香ばしさは格別。金メダルと言わずプラチナメダルをあげたいくらいである。 |
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「こひしい恋しいコーヒー恋しい」 わたくし、かるのうは紅茶はあまり飲みませぬが、お茶、水、コーヒーはがぷがぷ飲みます。好きな喫茶店に、美美(福岡市)、琥珀亭(鹿児島市)、蘭房(都城市)があります。なかでも美美(びみ)の珈琲は美味で、上質のバーボンのような甘みをじっくりと味わうことができます。この美美を好きになったのは1つの驚きからでした。かれこれ10年以上前、初めて美美のカウンターで珈琲を飲んだ時に、なぜか眠くなりました。目覚ましの珈琲のつもりが不思議なものだと思い、その時こう考えました。この美美では珈琲を供すのではなく、寛いだ時間を提供しているのではないかと。一度眠くなるコーヒーを飲んでみてはいかがかな。ちなみに美美の伝票には次のような文が記してあります。 |