no.1
1992/4

DNA=ディーエヌエー=デオキシリボ核酸

最近耳にするようになりました。犯人逮捕の証拠、DNA鑑定などとして話題になりました。DNAとは動植物細胞の核に見出され、遺伝形質の貯蔵物質と考えられる、とのこと。先日、博物館でミイラを見ていたときのことです。同行者が次のように呟きました。DNAが生き延びていくために、ヒトの体を借りたのではないの?なるほど、ヒトが毎日働き、飯を食い、子供を育て、死んでいくのは、ただ単に、DNAを生かすためなのかもしれない。

旬=シュン

海幸彦、山幸彦の昔から、日本人は四季折々の海の幸、山の幸の恵みをいただいて今日まで生きてきたわけです。サクラが咲けばタイがうまくなる、太陽の照りがスイカの甘みを上げる、秋が深まると鮭が川に上がってくる。日本人は、自然を壊し、同時に旬も壊したのです。ここでもう一度食卓に旬を取り戻してみたいものです。旬というのは、上旬、中旬、下旬という言葉があるように10日から2週間の期間だそうです。

花見=ハナミ

春といえば花見、花見といえば桜、日本人は桜が大好きである。桜の花をことのほか愛でる日本人の心を不思議に思っていたら、桜のさというのは昔は神の意味で、さのいます(坐)花だからお目出度いのだそうです。ちなみに、さの気(け)になること、ほろ酔いで神と一体になったような気になる飲み物だから酒といい、神に供物をささげるというのは、さにあげたものを下げるからささげるというのだそうだ。






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