オススメ.71





「「頭のいい人」はシンプルに生きる」
ウエイン・W・ダイアー著 
三笠書房 1300円+税
「頭のいい人」はシンプルに生きる

 自宅のテーブルに置いてあった本です。読みながらうなずくことしきりでした。

 「誰の犠牲にもならず、他人に左右されずに自分の石を貫いていきていくためには、何よりもまず、自分自身をしっかり見つめなければならない。そして、自分の心をあやつる糸が他人の手によって勝手に引きまわされている現状の数々を、はっきりと認識しなければならない。まるで操り人形のように生きてきた自分を、見つめ直すのだ」

 「あなたの言動に異を唱え、あなたをまるめ込もうとする相手に対して、食ってかかることでもない。要はそれいじょうの、しっかりした個人哲学を身につけておかなければならないということだ」24ページから
 
  犠牲者にならない-この本を読んでいくと、犠牲者になっているのは、最終的に当の本人に責任があるような気がします。すなわち、自ら好んで他人の操り人形(犠牲者)になりたい人はいないと誰しも思うでしょう。しかし、実はよくよく考えてみると、よくよく分析してみると、結果的に犠牲者になったのは、御本人の最終決定にあったように思えます。そこで、最後にノーとはっきり言うために、個人哲学が必要になるのでしょう。
  青年会議所にいた時に「十の小さなイエス、ひとつの大きなノー」という考えを持っていました。ちょっと背伸びすれば可能なこと(イエス)は、すぐ引き受ける。その代わり、周りから見ればできそうでも自分自身の中で完璧に無理であれば「ノー」。身勝手と受け取った人もいました。しかし、カルノが思うに、我が人生における個人哲学とは、ややもすると他人(ひと)の目には身勝手と映るでしょう。非難された時に、きちんと反論できれば個人哲学として成立するのではないでしょうか。我が人生ですから・・。


「大きく考える人が成功する」

デイヴィッド・シュワルツ 
ダイヤモンド社 1000円+税




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