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「東京スタイル」 |
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株式会社飛象 800円(税込み)
偶数月発売 |
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東京スタイル |
この雑誌は、どこかの書店で偶然手に取り、以来定期購読しています。「東京を生き、東京を探り、東京を楽しむ」「人生を豊かに生きるための大切な一冊です」などの文字が目に入ります。
『旅もまた、自分に立ち返る時間だ。食べる、遊ぶ、のんびりする、寛ぐ。旅の楽しみは人それぞれだが、煎じ詰めれば、行って、帰る、それが旅のすべてだ。それは、生きて、死ぬ、ということばとぴたりと符号する。豊かに死ぬためには。なによりも豊かに生きなければならない。』116頁より
これは2006年7月号から始まった新コラム「ふたつの旅」の一節です。近頃、骨太の雑誌が少なくなりました。この雑誌は骨太というよりも、奥のある雑誌かもしれません。いろいろな記事が「足で書いている」気がします。
雑誌の場合、継続が前提ですので、いかにナレないか、マンネリとならないかが肝要でしょう。以前の全日空機内誌「翼の王国」などは、結構持ち帰っていましたが、最近はあまり・・。幻冬舎の「ゲーテ」もはじめかなり骨太でしたが、しだいにナレて来たように思えます。継続する刊行物には常に「探る」姿勢が必須なのでしょう。
おかわりは編集長の林俊介氏の「考えるチカラ」をオススメします。探る文章です。
東京スタイルホームページ http://tokiostyle.jp/ |
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