オススメ.64







「ひとつ上のアイディア。」
眞木準編 インプレス 2000円+税
ひとつ上のアイディア。

 アイディアの文字に引かれて購入しました。コピーライター眞木準氏が編集した本です。眞木氏の名前は学生時代から知っていました。実はカルノ、大学の頃ひそかにコピーライターを目指した時期がありまして「広告批評」を毎月買っては自己流で勉強していました。懸賞コピーなどにも応募しましたが、結果はもちろんすべてボツ。しかしこの時の自己流勉強の中での発見が「俳句」でした。字数の少ないコピーを考えるうえで、「俳句」は最良の手本となりました。
 彼のコピーでうなったのが「恋が着せ、愛が脱がせる。」です。

-「アイディア」は、左からでも右からでも「アイディア」と読むことができる。このような発見がアイディアである。
-アイディアは「イノチ」である。もう少し正確にいえば、アイディアは「情報に吹き込まれたイノチ」である。
-アイディアは「タスカル」がゆえに「モウカル」6-10頁から

 アイディアの錬金術として「2時間クリエイター法」という手法を紹介し、そのなかで「アイディア・リトマス試験紙」と呼ぶ5つのフィルターのことを書いています。まず「日常というフィルター」、ふたつ目は「恋愛というフィルター」、三つ目が「読書というフィルター」、四つ目が「プチ悩みというフィルター」、五つ目に「全人生というフィルター」です。
 まさしく「目からウロコ」!最後にもうひとつ彼のコピーを紹介します。

 「イエスの生まれた日に、ノーとは言えない。」

「一語一絵」

眞木準 宣伝会議 2,520円




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