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ワニのアリステール
「ルーシーとえがおの歯医者さん」 |
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文:フロランス・グラジア
絵:イザベル・シャルリー
訳:高田万由子
アシェット婦人画報社 1700円+税 |
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ワニのアリステール
「ルーシーとえがおの歯医者さん」 |
この絵本は「えがおの歯医者さん」のタイトルにひかれて買いました。えがおの少ない歯医者も笑顔になる、いい絵本です(笑)。
「パリはとってもすてきなところね。でも・・・・・・にっこり笑ってる人がだれもいないのね!」
ワニのアリステールと友達のルーシーはカフェでひと休みしながら、笑顔が少ないことに気が付きます。
「ぼくは、きみのもってる赤ちゃんの歯をつかって町の人たちにえがおのプレゼントをしたいんだ。きみがいっしょなら、ぼくたちはきっと、パリの人たちをえがおにすることができる!そしたら、こどもたちもおおよろこびだよ!」
早速、ふたりは『えがおの歯医者さん』をオープンします。
「さっそくアリステールとルーシーは、えがおの歯医者さんをはじめました。すると、たくさんのこどもたちがこっそりとじぶんたちの赤ちゃんのころのぬけおちた歯をあつめて、もってきてくれました。
これは・・・いつもいそがしいパパへ。
これは・・・むっつりがおのママへ。
これは・・・歯のぬけおちたおばあちゃまへ。
これは・・・とってもわがままな弟へ。」
すると、どうでしょう。パリ中の人がやってきて、少しずつ笑顔がひろがっていきます。
「こうして、アリステールとルーシーは、パリの人たちをすてきなえがおにしたのです・・・」
この絵本を読んで、遅まきながらハタと気付きました。究極の歯医者とはこうあるべきだと!宣言!今日から『笑顔をふやす歯医者』を目指します!! |
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