オススメ.50 2004.12.27


Taro Hakase/
(株)ハッツ・アンリミテッド 3,150円+税
What a Day...

 当カフェで、初めてのCDのご紹介です。彼の音楽はクライズラー&カンパニーの頃から聴いていました。その昔、夏に開催されたジャズインでも何度かステージを見たことがあります。このCDは、日経新聞のホームページの中のインタビュー記事で偶然見つけたアルバムです。「What a Day...」なんと楽しい一日だったことか!なんと充実した日であったことか!という意味でしょう。

 全11曲を聴いてみて、ふた通りの印象を持ちました。ひとつは、一日お疲れ様で、味わい深い洋酒や焼酎のロックを、チビリとやりながらのひとときのシーン。例えば5曲目「Passionate Eyes」などは、まさしく酔いがすすみ、眠りにつく直前のちょっとハイな気分。もうひとつは「一日お疲れさま、お休みなさい」で、ベッドにはいり、眠りについたあとの夢うつつのシーン。ディズニーのアラジンに出てくるような魔法の絨毯で、世界をめぐっているような夢の世界。

 おかわりでは、インタビュー記事をご紹介。「無邪気な男の愉しみを謳歌する」というタイトルがついています。このアルバムの話に始まり、ライフスタイル・コレクション・ファッション・・と、話は展開します。インタビューの最後の方で「日本はいい国だけれど、リッチではない」と話されています。この「リッチではない」とは「もっと日々を自分のために愉しんで欲しい」という意味が込められていると思います。

 今年一年、色々ありました。恒例の一文字は「災」だそうですが、「わざわいを転じて福となす」の言葉通り、やはり、除夜の音を聴くときには「What a Day...」「What a Year..」「What a Life.」と思いたいものです。来る年が、皆様にとって佳い年でありますように。

無邪気な男の愉しみを謳歌する

http://jibun.adnet.jp/column-hakase.html




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