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「西欧に行って友人の家におよばれする時は、早すぎてはいけないので、5分遅く着くようにしています。これはきちんとしたマナー本にも書かれている西欧の常識でもあるからです。このことを「Fashionably late」というのだそうです」(伊藤緋紗子氏 BLANCPAIN ESSAY #2から) よく知る女性が、遅刻常習犯なのですが、あまり教えたくないですね。「でしょ。5分遅れが、オシャレなのよ」と、正当化されそうですから。この本は、機械式時計しか作らないスイスのブランパンが企画した本です。 機械式時計に敬意を表して、おかわりは「腕時計一生もの」。 「腕時計の購入動機のトップは、今も昔も「自分へのごほうび」でしょう」(196頁から) ご褒美の腕時計に、縛られるというもの合点が行かぬ気がしますが…。実はカルノ、小学5年生の時に将来はスイスに行って時計細工師になりたいと思い、兄に相談したところ、「スイスは4、5カ国語話せないとダメ」と諭され、断念しました。腕時計にはことのほか思い入れがあるので、おかわりもう一杯。 「長年愛用の腕時計が行方不明。頼れるものがなくなったら何故か時間厳守になりました」毎月新聞(毎月新聞/47頁から) |
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オススメ35が5分遅れならば、この本は15分早い話で、イギリス海軍の軍人、ネルソン提督の言葉です。 「私の生涯におけるすべての成功は、つねに予定より15分早く仕事をしたことにある」(62頁から) 「軍人にとっての「成功」とは、戦いに勝つことにほかならない。「15分早く仕事をする」との表現には、先手必勝の意が込められている。気の弛みや準備不足を許さず、つねに予定に先んじる姿勢が成功をもたらすという考え方は、現代社会にも大いに通じるものだろう。」(63頁から) 先手必勝とはよく聞きますが、今回のイラク戦争はいかがなものか…。さてカルノ、学生時代はラグビー部に籍を置いていました。そのラグビー部の教えは『集合時間の30分前に来なさい』でした。理由は簡単、忘れ物を下宿に取りに帰ることができるから。 おかわりはディズニーの言葉から。 「誰にでも締め切りが必要です。締め切りがなければ気持ちがゆるんでしまいます」(74頁から) さて、前出のネルソン提督は、1805年トルファルガーの海戦で、歴史的大勝利をおさめたあと、戦死します。 「戦死した後、部下たちは亡骸を腐敗させずに母国まで運ぶため、ラム酒の樽におさめた。ところが、敬慕の念が強い水兵たちは、偉功にあやかろうと樽の中の酒を飲み尽くしてしまう。これがイギリスで強いラム酒が、「ネルソンの血」と呼ばれるようになった由縁である。」(63頁から) ネルソン提督に敬意を表して、ラム酒をショットで。 |
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