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私の選んだ一品 メルセデス・ベンツに乗るということ


オススメ.31


日本産業デザイン振興会 編
GD新書/800円+税
私の選んだ一品

 モノにとってデザインは、先なのか後なのか。意見が分かれるところでしょうが、一般大衆は明確に答えを出しています。ユニクロが沈んで、ヴィトンの独り勝ち。マクドナルドを離れて、スターバックスへ。私見ですが、良質のデザインは元気にさせます、楽しくなります。
 「良質なものづくり哲学が感得できる。」(13頁から)
 「最も特筆したい部分は、完成度の高い造型を形にするための、金型技術、成形技術、塗装技術という、日本が誇る町工場の基盤技術や熟練技能が、製品の背景に存在することである。」(14頁から)
 同じようなことを、チューリッヒ研修で感じました。スイスでは昔から時計産業が盛んであったのではなく、その基礎になる、金属加工技術などがしっかりしていたため、結果的に時計産業が発達した、現地のラボで部分床義歯の金属フレームを見たときにそう確信しました。
 ちなみにおかわり本に、「一生モン」とは次のように定義してあります。
 「まず第一に長持ちすること」 「愛用とは修繕することと見つけたり」
 「どんな時もいかなる場合も裏切らない」
 どうぞ、ゆっくりコーヒーでも飲みながら、一生モンをさがしてください。

一生モン

●東 理夫・出石 尚三・松山 猛 著
  講談社/1,500円+税



オススメ.32


赤池 学・金谷 年展 著
TBSブリタニカ/1,748円+税
メルセデス・ベンツに
乗るということ

 「さて、そのための”鏡”として選んだのが、ドイツを代表する自動車メーカー、メルセデス・ベンツである。しかし、このモデルはあくまでも鏡であって、”鑑”としてのものではない。」(16頁から)
 「子どもが望むなら、何でも欲しい物を与えることが正しいのか。あらゆる企業が、カスタマー・ファーストという言葉を使い、ユーザーが求める飴やチョコレートを与えている。しかし、健康にいい歯ブラシや野菜を同時に与えることこそ、本当に子どもを育てていくことであり、ユーザーのためになる。このように『何がファーストなのか』というコンセプトこそが今、求められているのだ、とヴェルナー社長は言う。」(344頁から)
 この本の著者、赤池 学氏は「オススメ31」で、海洋堂のおまけを例に、ものづくり哲学について語っている人です。
 おかわり本は、続編で出されたものかと思って手にしたところ、全く別の人の本でした。異なる著者が、同じメルセデス・ベンツという会社について本を書く。やはり、ベンツとはすごい車なのでしょう。この2冊を読んで、乗ってみたいとは思いましたが、しかしそこはへそ曲がりなカルノ、オーナーになろうとは思いませんでした。

アマゾンの畑で採れる
メルセデス・ベンツ


●泊 みゆき・原後 雄太 著
  築地書館/1,500円+税




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