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世のため人のために一日一善、太らないためには一日一膳、忘れないために一日一書。 「『義(ただしい)』は、犠牲として神に捧げる『羊』と、これを切る鋸(のこぎり)『我』の合体した文字。」(本文149頁から) 義歯の義の字がそのような字とはつゆ知らず。これからは、今まで以上に心して、干支の未には可哀想ですが、ちゃんと成吉思汗(ジンギスカン)の味わえる義歯を作るよう心掛けます。あとがきに「一日一書。一字一金。多くの人々に書を楽しんでもらえればうれしい。」とあります。 是非この機会に、皆さんもどうぞ。早速、漢字の練習をする気になられた方には、おかわり本もオススメ! |
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実はカルノ、昭和63年からお茶を習っています。ある時、齢九十を超えられた大先生が言われました。「お茶はね、知識でも学問でもないのよ」その答えを聞かぬまま、先生は亡くなられました。 「あなたは、すぐそうやって頭で考える。頭で考えないの。手が知ってるから、手に聞いてごらんなさい」(本文54頁から) 長年お茶を稽古していると、まさしくその通りという場面に遭遇します。 「一つ一つの小さな仕草を正確に繰り返すことで、たくさんの『点』を打つ。『点』と『点』が、いっぱい寄り集まって、だんだん『線』になる」 (本文53頁から) おかわり本には、中国で生まれた茶の歴史はもとより、鉄観音からウェッジウッドに至るまで、幅広く興味深い話を繙くことができます。もちろんカフェの起源もこのお茶です。熱めの大服の薄茶でも頂きながらどうぞ。 |
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