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実は、この方のお店「卯波」の暖簾をくぐったことがあります。彼女の指には、大きな大きなエメラルドの指輪。常連さんにビールを注ぎながら、ひとこと。『私ね、遊びたいから仕事してんのよ』。 「女としてたしかに人並以上にいろいろな道を歩んで来た。嘆き、悲しみ、苦しみ、笑い、そして今八十歳を越えたこの安らぎである。 これらを越えての安らぎは尊いと思う。店で働いているとき、私は幸せそうに笑みを絶やさない。 今生のいまが倖せ衣被―――この句に嘘はない。」(73〜74頁から) お店は、並木通り一丁目のお稲荷さんの筋入ってすぐのところにあり特製メニューは「たたきあげ」。 |
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この方は、女優の浅野さんではありません。タイトルに「女の」とあると、男性諸氏はちょっと躊躇されるかもしれませんが、男性ゆえに他人事として素直に読める利点があります。
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