2002.10
edition10
銀座に生きる 女の運命を動かす100の方法


オススメ.21


鈴木真砂女 著
角川文庫/500円+税
銀座に生きる

 実は、この方のお店「卯波」の暖簾をくぐったことがあります。彼女の指には、大きな大きなエメラルドの指輪。常連さんにビールを注ぎながら、ひとこと。『私ね、遊びたいから仕事してんのよ』。
 「女としてたしかに人並以上にいろいろな道を歩んで来た。嘆き、悲しみ、苦しみ、笑い、そして今八十歳を越えたこの安らぎである。  これらを越えての安らぎは尊いと思う。店で働いているとき、私は幸せそうに笑みを絶やさない。
 今生のいまが倖せ衣被―――この句に嘘はない。」(73〜74頁から)
 お店は、並木通り一丁目のお稲荷さんの筋入ってすぐのところにあり特製メニューは「たたきあげ」。

いつまでも、真砂女

●星谷とよみ 著
  株式会社ケイエスエス/1,900円+税



オススメ.22


浅野裕子 著
三笠書房/1,300円+税
女の運命を動かす100の方法

 この方は、女優の浅野さんではありません。タイトルに「女の」とあると、男性諸氏はちょっと躊躇されるかもしれませんが、男性ゆえに他人事として素直に読める利点があります。

8― 自分の「生き方のスタイル」を明確にする
18― ページをめくれば元気になれる「魔法の一冊」を探す
25― 「心のアンテナ」がキャッチしたものを買う
53― どんなときも、まずその瞬間を楽しむ
68― 不思議な縁は大切にする
72― ここ一番のときは、自分を抑えない
84― 小さな約束ほど必ず守るようにする
99― あなたの未来を約束する大切な「小さな努力」
 この本の対極にあるのが、おかわり本『何もしない贅沢』です。「終わりに」の中に、「『何もしない、をする』という練習をしてください」とあります。二つの本とも、目指すゴールは同じような気がします。

何もしない贅沢

●ヴェロニク・ヴィエン 著 岸本葉子 訳
  光文社/1,400円+税




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